駒大惜しくも、3連覇に届かず

(撮影:由上茉奈)


(撮影:大久保綾耶香)

(撮影:小野寺郁香)
第79回関東大学ボクシング1部リーグ戦の第5週が7月11日、後楽園ホールにて行われた。結果とメンバーは以下の通り
| 試合結果 | |
|---|---|
| ⚫駒大4-5◯東農大 | |
| F | |
| ◯中野WP5-0⚫佐々木 | |
| B | |
| ⚫湯浅 WP2-3◯山下 | |
| B | |
| ◯山口WP5-0 ⚫柏木 | |
| L | |
| ⚫福田WP0-5 ◯藤木 | |
| L | |
| ⚫作野 WP0-5 ◯堀江 | |
| W | |
| ⚫川上WP0-5 ◯内藤 | |
| W | |
| ⚫三村ABD/1R/1'23◯藤田 | |
| LM | |
| ◯髙田RSC/1R/1'59 ⚫伊関 | |
| M | |
| ◯荒木WP5-0 ⚫三世田 |
戦評
ここまで無敗で勝ち進み、この試合に勝利すれば優勝が決まる駒大。第5週の相手は、同じく全勝の東農大。勝てば優勝、負ければ準優勝となる大一番を迎えた。
1番手にリングに上がったフライ級・中野凛闘(経1)は落ち着いた試合展開を繰り広げ、5-0の判定勝ち。白星でスタートを切った。
続くバンダム級・湯浅和樹(市4)は、積極的に前に出て攻撃したが、惜しくも2-3の判定負け。同じくバンダム級・山口瑠(経4)は、鋭いパンチで圧倒的な力を見せ3ラウンド2分11秒で5-0の判定勝ち。
続くライト級で今回のリーグ戦初出場となった福田泰規(歴4)は、素早い動きとパンチで攻めるが、0-5の判定負け。
同じくライト級・作野辰嘉(社1)は1ラウンド目に相手の強いパンチでダウンを奪われ、その後立て直し果敢に攻めるも0-5の判定負けを喫した。
流れを変えたい駒大は6番手にウェルター級・川上真生(法4)を送り出す。序盤は相手にペースをつかまれたものの、果敢に前へ出て攻め続けたが0-5の判定負け。
7番手でリングに上がったウェルター級・三村洸敬(仏2)は相手の強いパンチが当たり、1ラウンド1分23秒でABD負け。この時点で5-2となり、東農大のリーグ戦優勝が決まった。
それでも応援席からは「駒大、あとは全勝するぞ!」という大きな声援が飛ぶ。その思いに応えるように8番手のライトミドル級・髙田成之介(法3)は相手の隙を見たパンチで1ラウンド1分59秒でRSC勝ちを収めた。
最後にリングへ上がったのは主将のミドル級・荒木陽仁(国4)。積極的に攻め続け、鋭いパンチで主導権を握ると、5-0の判定勝ち。主将として最後の一戦を白星で締めくくった。
優勝をかけた両校の意地がぶつかり合う熱戦となった。駒大は4-5で東農大に惜敗し、1部リーグ戦は準優勝で幕を閉じた。リーグ戦3連覇には惜しくもあと一歩届かなかった。
また個人表彰では、山口瑠(経4)がバンタム級、作野辰嘉(社1)がライト級、三村洸敬(仏2)がウェルター級で、それぞれ階級賞を受賞した。
| 1部リーグ戦最終結果 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 順位 | 大学名 | 勝敗 | 勝数 | RSC等 |
| 1位 | 東農大 | 5勝0敗 | 28 | 11 |
| 2位 | 駒大 | 4勝1敗 | 29 | 10 |
| 3位 | 拓大 | 3勝2敗 | 21 | 6 |
| 4位 | 中大 | 2勝3敗 | 23 | 4 |
| 5位 | 法大 | 1勝4敗 | 17 | 2 |
| 6位 | 東洋大 | 0勝5敗 | 17 | 6 |



| 1部階級賞(駒大) | ||
|---|---|---|
| 階級 | 選手名 | 学部・学年 |
| B | 山口瑠 | 経4 |
| L | 作野辰嘉 | 社1 |
| W | 三村洸敬 | 仏2 |
インタビュー
◆荒木陽仁(国4)
――今日の試合を振り返って
「今日は優勝決定戦ということで勝った方が優勝で、3連覇もかかっていて、キャプテンとしてのプレッシャーもあった。勝たないといけないという気持ちもあったので、(個人として)勝つことができてまずほっとしたが、チームとして負けてしまったので悔しい」
――試合前のチームの雰囲気は
「すごく仲が良くて雰囲気が良いチームだと思っていた。みんなが優勝という目標に向かって練習に取り組んでいたので、すごくチームの雰囲気は良かった」
――東農大と4勝0敗同士の最終戦というプレッシャーは感じていたか
「相手チームも強い選手がいて、本当にギリギリの戦いになることもみんな感じていた。みんな優勝したいという気持ちもあったので、自分自身もそうだが、チーム全体もそのような雰囲気を感じていたので(プレッシャーは)あった」
――主将として試合前や試合中に意識していたことは
「やはりキャプテンとして勝たなくてはいけないという気持ちがあった。前回の試合は負けてしまったので、何としてでもチームに貢献したい気持ちもあったので、そういうところを意識して取り組んでいた」
――リーグ戦全体を振り返って印象に残っている試合や場面は
「自分はこのリーグ戦で引退なので、今日の試合が本当に最後の試合だった。両親が見に来てくれて、勝つところが見せられたので、今日が1番の試合だったなと思う」
――リーグ戦を通してチームが成長したと感じる点
「4年生を中心にチームの雰囲気を良くしようと自分たち同期は頑張ってきたので、それにみんなが付いて来てくれた。最終戦は負けてしまったが、ここまで来ることができたので、4年生も含めてみんなが成長できたのではないかなと思う」


◆作野辰嘉(社1)
――階級賞をとった気持ち
「素直にうれしかった。でも最後は負けてしまったので来年は5勝して階級賞をとりたい」
――今日の試合を振り返って
「突っ込んでしまって1ラウンド目に倒されてしまったのでそこが反省点」
――試合前はどのような気持ちでリングに上がったか
「相手もすごく強くて名が知られている選手なので絶対勝って、自分も有名になりたいと思って臨んだ」
――今日の試合で意識していたことは
「特に意識をしていたことはない。自分のボクシング(遠い距離であまり突っ込みすぎない)をやろうと思っていたが、試合中突っ込んでしまった」
――リーグ戦を通して成長したと感じる点は
「高校は部活でボクシングをやっていなかったので、大学に入ってボクシング部みんなで応援しあって一丸となって試合をする経験ができたこと」
――リーグ戦を振り返って印象に残っている試合や場面は
「2戦目の拓大との試合。2ラウンド目にいいパンチが入って試合が終わったのでその試合が印象に残っている」

大久保綾耶香


