痛い敗戦... 得点力が課題か
第99回関東大学バスケットボールリーグ戦の第6節上武大戦が9月9日に帝京平成大学池袋キャンパスで行われた。結果は以下の通り。
●駒大 65-68 上武大〇 | |
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1Q | 16-13 |
2Q | 20-16 |
3Q | 18-21 |
4Q | 11-18 |
スターティングメンバー | |
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PG #3 | 田中晴瑛(営3) |
SF #1 | 清水一樹(政4) |
SF #30 | 末永昂士(法4) |
PF #31 | 石山威月(G4) |
PF #35 | 星健太朗(営3) |
前節に初めて敗戦を喫し、"切り替え"をテーマに臨んだ上武大戦。諸事情のため試合開始が30分遅れることが試合開始予定の15分前に決定し、ウォーミングアップから仕切り直しに。 加えて、昨年度からスターティングメンバーとして活躍する#18大矢隼(経4)が怪我のため離脱し、イレギュラーなスタートとなった。
大矢の代わりに#1清水が今リーグ戦初スタメンを務め、スタートからスリーポイントシュートをきめ、魅せた‼️その後も清水や#3田中を中心にゲームメイク。#31石山、#35星、#30末永は、相手の留学生選手にも臆せず、積極的にリバウンドに参加した。第2Qで最も盛り上がりを見せたのは#10宮内郁人(国4)のバスケットカウント。今年度はVice capを務め、チームを鼓舞する宮内はフリースローも落ち着いて決め、3点プレーに成功し、7点差で前半を折り返す。厳しい立ち上がりとなったのは第3Q。じわじわと攻めいられ、タイムアウトを挟んでも嫌な流れはなかなか変わらなかったが、#11齊藤雄都(市3)が強気なドライブから得点し、そのままスリーポイントシュートも決め、繋ぎ止める。ここまで出場機会に恵まれなかったキャプテン、#19番大熊純平(経4)もスリーポイントシュートを決め、残り12秒のワンプレーで、ミドルシュートもしっかりゴールに収め、主将としての意地を見せた。第4Qは追いつき追い越せのシーソーゲーム。残り50秒で、相手にスポーツポイントシュートを決められ、逆転されると堪らずタイムアウト。戦略を練ったプレーは成功せず、悔しい敗戦となった。
◆前田祥太ヘッドコーチ
――今日の試合を振り返って
「おおむね考えていたプラン通りには進んだ。連戦だったので、主力選手は時間を考えながら出していた」
――18番大矢隼選手が怪我で離脱したことで、今回は12番野口竜真選手(法2)や1番清水一樹選手に、より活躍の場が与えられたが、彼らのプレイについてどう感じたか
「すごく良かった。特に清水に関しては、最近あまり出番はなかった。相手も研究していないノーマークの選手だったので、スターティングメンバーにして、上手くはまったし、よく(期待に)応えてくれた」
――相手の1番や22番、41番などのすばしっこくコートを駆け回る選手たちのプレイに苦しんだように見えた。試合中にどのように対策することを考えていたか
「元々1番の選手は、どんどん前にボールプッシュ(攻守の切り替え後、すぐにドリブルでフロントコートへボールを運ぶこと)してくる選手というのが分かっていた。22番には簡単に打たせないようにというのは意識してやっていた。おおむね、そこもできていたと思うが、第3Qのところで走られて、そこが悪かったところ」
――上武大には留学生選手が2人いて代わる代わる出てくる。日本人選手のみで構成されている駒大には分が悪いのか
「どこのチームも最近は留学生がいるので、なかなか厳しい戦いではある。インサイド陣中心に『体を張って戦おう』というのは言っていて、そこもめちゃくちゃやられたというのは、インサイドだとなかったとは思う。今回は交代で出てきた34番荒井元汰(歴3)が良く頑張っていたので、そこは評価したい」
――今回も60点台のゲームで、リーグ戦を通して得点力に課題を感じるが
「元々僕がやりたいバスケットとして、80点取って、70点台で勝つというのを掲げて、ここ2、3年やっている。今年度は、昨年度と比べて身長が少し小さくなった分、4番ポジション(PF:パワーフォワード)のボールプッシュが少なくなっているので、その面で簡単に点を取れるというのが、正直あまりなくなっている。だから、どんどん展開を上げていってということは言っているが、なかなか乗り切れない部分があるのかなと思う」
――明日はここまで負けなしできている国士大が相手だが、どのように戦っていくか
「国士大もインサイドが特徴的というか、強調してくるチームなので、まずそこはインサイド陣に体を張ってもらって1対1で頑張る。外もかなりシュートが入るので、1対1で守ることを大前提に頑張っていきたい」