硬式野球部

DATE:2024.09.23硬式野球部

新戦力の躍動で1点差を守り切り接戦を制する!

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決勝点となる左適時打を放った渡邊怜(撮影・澁谷海衣)
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9回を完投した髙井(撮影・森山蒼斗)

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同点となる左犠飛を放った工藤(撮影・森山蒼斗)
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2安打を放った武富(撮影・森山蒼斗)

東都大学野球秋季2部リーグ対立正大2回戦が9月23日、大田スタジアムで行われた。

結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

チーム/回123456789
駒大 0 0 1 0 1 0 0 0 0 2
立正大 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1

◆打者成績
守備位置選手 (学年=出身校)
1 [8] 工藤 (4年=弘前南) 3 1 1
2 [5] 平井 (4年=日本航空) 3 0 0
3 [8] 知花 (1年=沖縄尚学) 2 0 0
PH→[9] 西田 (2年=享栄) 2 0 0
4 [D] 原 (3年=中京大中京) 2 0 0
PH→[D] 出村 (3年=星稜) 2 1 0
PR→[D] 駒場 (4年=駒大高) 0 0 0
5 [7] 網治 (2年=筑陽学園) 2 0 0
PH→[7] 渡邉旭 (3年=仙台育英) 2 0 0
6 [3] 柳野 (4年=大阪桐蔭) 3 0 0
7 [6] 武富 (1年=向上) 3 2 0
8 [4] 角田 (4年=昌平) 1 0 0
9 [2] 渡邊怜 (1年=相洋) 3 2 1

◆投手成績
投手 (学年=出身校)球数被安自責
○髙井 (4年=広島商業) 9 96 32 7 1

先発の髙井駿丞(経4)は初回、先頭を三安で許し、犠打で進められると左二塁打で先制される。打線は3回表、⑦武富航佑(市1)のリーグ戦初安打となる右安で出塁すると、⑧角田蓮(法4)が犠打と⑨渡邊怜斗(法1) の右安で1死一、三塁とすると①工藤波音(政4)の犠飛で同点に追いつく。5回表、先頭の⑦武富が二塁打で出塁すると、⑧角田が犠打で送ると⑨渡邊怜の左適時打で逆転に成功する。髙井は走者を許しながらも、要所要所を抑え、2回からは得点を許さず、9回を完投し勝利投手となった。

◆戦評

前節の国士大戦で勝ち点を獲得し、流れに乗っていきたい駒大の相手は、今年度日本代表に選出された飯山を要する立正大

打線は初回、先頭の①工藤が中安で出塁するも、牽制死と打線が繋がらず先制点を奪えない。

先発の髙井は初回、先頭に三安を許し、犠打で進められると、③三好(立正大)に二塁打を許し先制を許す。

追いつきたい打線は3回表、⑦武富がリーグ戦初安打となる右安で出塁する。⑧角田が犠打と⑨渡邊怜の右安で1死一、三塁とすると①工藤の左犠飛で同点に追いつく。続く②平井友弥(政4)が四球で出塁するも、後続が続かず逆転できない。

5回表、先頭の⑦武富が二塁打で出塁すると⑧角田が犠打で走者を進めると、⑨渡邊怜が三遊間を抜ける左適時打で逆転に成功する。さらに追加点といきたいが相手投手の力投を前に打線が沈黙する。

援護をもらった髙井は走者を許すものの、粘りの投球と味方の好守備もあり、2回以降相手に得点を許さず、9回まで完投。勝利投手となった。

◆インタビュー

◆香田誉士史監督

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(撮影・澁谷海衣)

ーー粘り勝てて4連勝だが

「結果4連勝という形ではあるが、今日はビハインドスタートで初回先頭が出て本当はもっといい攻撃を出来ればその裏がまた違ったのかなと、点を取らせてしまったと思ったが、そこからよくひっくり返したと思う。もともとローゲームになるのは間違いないという話はしていて、3点以内に抑えようと思っていた。髙井駿丞(経4)と渡邊怜斗(法1)のバッテリー、守備もよく粘ってくれたと思う」

ーー渡邊怜の1年生ながらの捕手としてのどのように評価しているか
「体力の面などでまだまだ1年生だなと思うことはあるが、物怖じせず、体も強く離脱もなく、肩や肘の強さもある。リードなどはこれから色々勉強だと思うが、信頼は置いている。肩の強さで盗塁を刺したり、体勢が悪い中でもアウトにしたりなど優れたところは非常に持っていると思う。バッティングも含め、課題はあるとしてもよく捕手として頑張っていた。また足も速いので盗塁を狙えるのも良い所」

ーー髙井と渡邉怜は前の試合では完封、今日も1失点と非常に安定感があったが監督から見て今日の投球は
「初回に1点先制され、春にはそこから慌ててノーアウトでランナーを出してしまうことがあったが、その後自分らしいピッチングを心がけ、最小でいけばいいというように考えていたピッチングだったと思う。春は9回の表にノーアウトでランナーを出したりと言う場面も見受けられたが今日はそのようなこともなく成長を感じられた。一喜一憂せず、心の波を作らずに平常の中でのピッチングだったと思う」

ーー髙井の成長に対して思い当たるきっかけは
「春負けたことだと思う。悔しさをもとに何が課題だったのかと反省したのがきっかけではないか。チームのミーティングや面談、色々な取り組みが今回正確に出ているかは分からないが理由の一つとしては言えると思う」

◆渡邊玲斗(法1)

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(撮影・澁谷海衣)

ーー現時点で秋のシーズンの成績で打率トップだと思うがどのように感じているか
「上級生が引っ張ってくれるので、気楽に打つことができ結果が出ているのだと思う」

ーー捕手として投手を引っ張っていかないといけない状況でもあって、なかなかバッティングに全神経が回らないと思うが、勝ち越しの場面についてどうだったか
「同学年の武富航佑(市1)が出ていて、髙井さんも粘っていた。内野も前進守備だったので間をゴロの低い打球で打って行こうかなと考えていた」

ーー捕手として自身の1番のアピールポイントは
「一瞬の状況判断力と、盗塁を刺す能力には自信があります」

ーーここまで5、6ヶ月間大学野球で戸惑ったことは
「最初はピッチャーのレベルが高く、捕る方も球のキレが異なり難しかった。相手ピッチャーも高校時代とはスピードが違い、慣れていくのが難しかった」

ーー1部昇格に向けてここからの目標
「監督にも言われたように2部に落ちた時の悔しさを忘れず、一戦一戦戦っていきたい」

執筆者:武藤亘輝

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