硬式野球部

DATE:2023.05.02硬式野球部

主将岩本決勝弾 前季リーグ王者に先勝

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決勝弾を放った岩本(撮影・小川裕貴)
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先制点となる犠飛を放った大森(撮影・東海圭起)

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6回までノーノ―投球の東田(撮影・小川裕貴)
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試合後の囲み取材で笑顔を見せた仲井(左)と岩本(右)(撮影・東海圭起)

東都大学野球1部春季リーグ対国学大1回戦が5月1日、ZOZOマリンスタジアムにて行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

チーム/回123456789
国学大 0 0 0 0 0 0 2 0 0 2
駒大 0 0 0 0 1 0 0 2 × 3

◆打者成績
守備位置選手
1 (8) 大森 3 1 1
2 (7) 小林 4 1 0
3 (D) 出村 4 0 0
4 (5) 岩本 4 1 2
5 (3) 神宮 4 0 0
6 (9) 橋口 1 0 0
7 (6) 工藤 3 1 0
8 (2) 薩美 3 0 0
9 (4) 髙田 3 1 0

◆投手成績
選手被安自責
東田 6 2/3 30 2 2
〇仲井 1 1/3 4 1 0
エーアン 1 4 0 0

第2カードの第3戦目を終えぬまま突入した第3カード、対国学大戦。駒大の先発は今季初先発となる東田健臣(商3)。6回まで四死球を出しながらもノーヒットノーランの好投を見せた。打線は4年生が活躍。①大森廉也(法4)が満塁のチャンスできっちり犠牲フライを放ち先制。終盤、逆転を許すも、チャンスで④岩本皓多(経4)が今季2号となるホームランを放ち再び逆転。好リリーフの仲井慎(法1)に初勝利が届き、カード初戦白星発進を決めた。

◆戦評

ZOZOマリンスタジアムにて始まった対国学大戦。駒大の先発は今季初先発の東田。初回、いきなり先頭に死球を与えると、犠打で一死2塁のピンチ。しかし、後続を打ち取り無失点の立ち上がり。その後も6回まで、8個の四死球を与えながらも、要所を締める投球で得点を許さず、ノーヒットノーラン継続。

東田の好投に応えたい打線は、坂口(国学大)に対する。初回は三者凡退に倒れるが、2回に⑥橋口采生(法4)が四球で出塁、3回には①大森が中安打で出塁。しかし、いずれも得点に結びつかない。

チャンスが巡ってきたのは5回。先頭の⑥橋口が2打席連続の四球で出塁すると、⑦工藤波音(政3)が左安打でつなぐ。⑧薩美進之介(政4)が空振り三振に倒れるも、⑨髙田祐輝(法4)がサードへの内野安打で一死満塁のチャンスを作る。ここで打席には①大森。初球を捉え、打球はライトへの犠牲フライとなり先制する。

マウンドの東田は7回、先頭に左安打を許すと、送りバントと暴投で一死3塁のピンチを招き、PH立花(国学大)にフライを許し、犠牲フライに。同点に追いつかれる。さらに③柳舘(国学大)にライトスタンドへの勝ち越し本塁打を浴び逆転される。ここで、2試合連続登板となる仲井にスイッチ。後続はピシャリと抑え反撃を待つ。仲井は8回も投げ、ヒットを許すも点は与えない。

意地を見せたい打線は、8回一死から②小林伶斗(法2)が中安打で出塁。③出村夢太(法2)空振り三振に倒れるも、④岩本が捉えた打球は右中間スタンドへ。これが決勝点となる2点本塁打を放ち逆転に成功。

9回はエーアンリンが登板。先頭に四球を許すが、後続を断ち試合終了。1回2/3を投げた仲井が初勝利を飾った。
新戦力も躍動。主将、副主将が意地を見せる見事な試合で先勝した。勝ち点獲得に向け、前進だ。

◆大倉孝一監督

――東田が踏ん張れば逆転のチャンスはあると思ったのか
「当然。どちらが勝つにもチャンスがあると思った。東田が四球を多く出しても抑えていたから点をとったチームが有利だと思った。相手は左打者が続いたので7回までと思ったが2点取られてしまった」

――岩本にチェンジアップ対策は打席に送る前に伝えたのか
「今日は調子が悪そうだったから最終打席の前にもう一度チェンジアップの意識づけをさせた」

――歴代の駒大の1年生の勝利投手は多くないが
「わからない」

――仲井を信頼して登板させたか
「まだ安心はできないが、打たれることはあるが崩れることはないと思った。仲井にはたくさん経験してほしいという気持ちで登板させた」

――仲井は野手登録だが今季は投手一本か
「機会があれば様々なチャンスを与えたい。本人の意思は投手だから慣れるまでは投手でいかせる」

――勝ち点を取りたいか
「その通り」

◆岩本皓多(経4)

――長打を狙っていったのか
「チェンジアップの対応について監督から工夫しろというアドバイスがあったのでそれを頭に入れて打席に入った」

――打った球は
「ストレート」

――ホームインした時のポーズの意味
「神宮隆太(市4)がやっていたからやった」

――勝利を決める一打を放ったが
「チームが勝てば一番嬉しい」

――なんとかしないといけないという気持ちがあったか
「いつもそう思っている」

◆仲井慎(法1)

――緊張はしたか
「しなかった。前回の登板で少し緊張がほぐれた」

――大学初勝利だか
「岩本さんが打ってくれたので感謝しかない」

――先輩からのベンチでの声かけは
「ナイスピッチングと言ってもらった」

――二刀流に挑戦するのか
「投手の方に自信がある。二刀流は考えていない」

――今日は変化球多めだったが意識していたのか
「意識していない。ブルペンではストレートが浮いていた。カウントがとれるボールが今日は変化球だった」

――初勝利を誰に報告したいか
「特にいない」

(執筆者:東海圭起)

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