【紙面連動企画】"仲良し"2年生投手陣、対談インタビュー!~第1部~
今年の春季リーグ戦を通じて、若い新戦力の活躍が光った。
その中でも特にチームへの貢献度が高く、普段から仲の良い、髙井駿丞(しゅんすけ・経2)・松村青(じょう・商2)・エーアン・リン(現2)・東田健臣(けんしん・商2)ら2年生投手の4名にインタビューしたので、第1部~3部に分けて掲載する。※インタビューは6月中旬に行いました。
(聞き手:中島健士郎・東海圭起)
――春季リーグを終えて一言
髙井「今まで他の2年生よりも経験がなかったが、春季リーグは多く経験できた。経験できて良かった」
松村「今までは福山(優希・社4)さんがほとんど投げていて、僕たちの出番があまりなかったが、今季から僕たちも投げる機会が増え、僕たちでチームを勝たせようという気持ちが強かった。勝ったときもあれば負けたときもあり、いろいろ経験でき、内容の濃いリーグだったと思う」
エーアン「いろいろな場面で投げさせてもらい、経験できた」
東田「楽しかった」
――春季リーグの収穫は
髙井「多く先発させてもらい、神宮球場までの入り方などを福山さんらがいる中で収集させてもらった」
――福山投手とは多くコミュニケーションをとるのか
「重要なことは聞かせてもらっている」
松村「一試合一試合、監督から課題をあげられる。例えば僕の場合は変化球があまり得意ではない。試合終わってみて反省する部分が多かった」
エーアン「いろいろな課題が出た。対打者に対して状況をみた投球をこれからやっていかないといけない」
東田「(リーグ戦では)最低でも同じ相手が二試合ある。一試合投げても次の試合のことも考える。岩本(皓多・経3)さんと同部屋なのでその話をよくする。福山さんからも助言をもらっている。その辺りはできたと思う」
――課題は
髙井「5回まで投げて試合を作れた試合は半分もなかった。先発として5回まで投げ切るということが課題」
松村「球速表示以上に真っすぐには自信があるのでそこは延ばしていきつつ、変化球で三振を100%とれるボールがないので、秋までに完成させていきたい」
エーアン「状況に合わせたピッチングをすること」
東田「右打者に対する投球」
――今季勝利を挙げたときはどんな気持ちだったか(髙井投手と東田投手)
髙井「嬉しい気持ちが一番だった。研究されてくるので、初勝利したからといって今まで通りにいくわけではない。研究されたなかでどう抑えていくかということを考えていた」
東田「初勝利で嬉しいとかはなかったが、そこを通過点だと思って頑張っている」
――白星を挙げたときは4人で会話するなどするのか
松村「普段の会話の中で、『初勝利おめでとう』くらいの話はした」
――今季印象に残った打者、打席は
髙井「亜大の天井選手。高校の先輩でどうしても意識してしまう部分もあった。それでも一本打たれてしまった」
松村「日大の1戦目で、髙井が4回2/3を投げて、2アウト一・二塁のときにマウンドに上がったときの太田選手。地元が近くて少年野球で対戦した以来の対戦となった。全球真っすぐでとにかく押して、三振をとれたことが一番印象的だった」
エーアン「日大1戦目にサヨナラを浴びた中尾選手。やっぱり忘れられない」
東田「青学大戦の小田選手。打たれたので悔しい」
――開幕戦を大分で迎えたが、マウンドはどうだったか
髙井「神宮と違って黒土だったが、黒土だからきついということもなかった。意外と普通に投げることができた」
松村「一回大分に下見に行った際、僕はケガをしていたので行けてなかった。そのまま3戦目に先発となって初めてのマウンドになったが、神宮球場よりも投げやすかったと思う。意外と対応もできた」
エーアン「投げやすかったという印象」
――固いマウンドよりも黒土の方が好きなのか
「黒土の中でも固いほうではあった、程よかった」
東田「投げやすかったと思う。大分の空気がすごくおいしくて、観客も平日の東都はあまりいないが、たくさん入って、注目を浴びている感じが好きなので楽しかった」
――地元の小学生もたくさんいたが
「暖かい声援が来る感じがあった」
――試合以外で、大分で楽しんだことは
松村「最終日に4人で海に行った」
エーアン「ホテルに露天風呂があったので、楽しんだ」