硬式野球部

DATE:2022.04.29硬式野球部

勝利を手にしたい第2戦目。林琢真今季初ホームランも、チーム4連敗

東都大学野球春季1部リーグ対中大2回戦が4月27日、神宮球場にて行われた。

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今季1号本塁打を放った林琢(撮影:中島健士郎)
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5回を無失点に抑えた松村(撮影:東海圭起)
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内野安打を放った高田(撮影:伊藤美咲)

結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

チーム123456789
中央大 5 1 0 0 0 0 0 0 0 6
駒澤大 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1

打者成績

守備位置選手
1[9]与倉 4 1 0
2[7]浦口 2 0 0
5高田 2 1 0
3[4]林(琢) 4 1 1
4[8]大森 4 1 0
5[2]岩本 4 0 0
6[3]近藤(翔) 2 0 0
H藤田 1 0 0
3坂本 0 0 0
H薩美 1 0 0
7[D]神宮 3 1 0
8[5]平井 1 0 0
H7橋口 0 0 0
9[6]小園 1 0 0
H出村 1 0 0
6角田 0 0 0

投手成績

選手被安自責
●エーアン 2/3 8 5 4
石川 2 1/3 12 2 1
松村 5 17 2 0
東田 1/3 2 0 0
谷藤 1/3 2 0 0
高井 1/3 1 0 0

何としても勝ちたい駒大は、エーアン・リン(現2)が日大2回戦以来となる、先発のマウンドにあがった。
その立ち上がり、①繁永(中大)に左安打で出塁され、犠打を決められると、③北村(中大)にセンターへの適時打を浴び、先制点を献上してしまう。中堅手の後逸もあり、北村は三塁まで進む。流れは断ち切れず、④森下(中大)にセンターへの適時打、⑥皆川(中大)に左適時二塁打、⑦石井(中大)に犠飛、⑧中前(中大)に中適時打と、この回一挙5点を失ってしまう。ここで、エーアンから石川永稀(市1)に交代。⑨を遊飛に抑え、この回を終える。その裏、1点でも返したい駒大打線は、①与倉良介(法4)が初球を叩き、左中間への二塁打で出塁するも、後続が続かず、無得点で1回を終える。2回、石川はテンポ良く2死を奪うも、中軸に安打と四球を与え、2死満塁とすると、迎える⑥皆川に四球を与え、押し出しで1点をさらに追加させてしまう。

4回裏、1死で③林琢真(市4)に回る。初球を振り抜くと、高く舞い上がった打球はそのままスタンドへ。右本で1点を返す。しかしその後は、岩本(中大)と西館(中大)に抑え込まれ、反撃とはならなかった。
3回途中からマウンドに上がった松村青(商2)は5回を投げ、安打2本のみと敗戦の中にも僅かな光明を見せた。
これで4連敗となってしまった駒大。次節、国学大戦では連敗を止め、入れ替え戦を回避したい。

◆大倉監督

――初回に先発のエーアン選手が捕まってしまったがあの回を振り返ってみてどうでしたか
「外野で後逸が2つ続いたので、大きな5点になってしまった。あれが1点ならまだ良かった。エーアンも慌てたし、全体も慌てた。勝たないといけない試合というのは、みんな分かっていますので、ああいう入り方をしてしまうと、どうしても硬くなってしまいますね」

――打線もなかなか繋がらなかった
「打線はずっと繋がってないのでね、本当に痛いです。1、2点のクロスゲームに持ってかないと厳しいですよね。機動力も活かせないし、粘ることもなかなか出来なくなるので」

――次の国学大戦に向けてどういう準備をするのか
「特効薬があるなら良いですけど、振って、走って、投げてをもう一回やる以外はないですね」

――久しぶりの勝ち点制のシーズンで緊張感などはあるのか
「緊張感はないです。ただ、3戦になると駒数だったり、体力だったり、ピッチャーの役割がハッキリしているなどは影響しますね」

――優勝した亜大と比較して
「紙一重なんですよね。1節目の入り方がリーグ戦というのは物凄く大事で、もともと粘りのあるチームだというのは分かっていますが、ずっと楽勝で勝っていた訳ではないので、亜大は入り方が抜けていて、リズムが噛み合っていた。東都は入り方が大事、1節目、2節目を取れると後は物凄く楽になる。でも、亜大は本当にピッチャーも安定していて粘り強いチームです」

――もし、亜大との3戦目の結果が逆だったら駒大にも優勝があったか
「そう思います。力的には整った状況で入れたと思うので、こういう形になったのは最初の入り方が固くなってしまった。1つ、2つ、トントンと取れていればまた、違う勢いが生まれた可能性は十分ありますよね」

(執筆者:中島健士郎)

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