大分で開幕の東都リーグ 福山3回2失点、打線も好機であと一本が出ず惜敗。白星発進ならず。
東都大学野球春季1部リーグ対亜大1回戦が4月2日、大分県別大興産スタジアムで行われた。
結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
駒大 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 |
亜大 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | × | 3 |
打者成績
各選手の打安点 | |
---|---|
[4] 林(琢) | 420 |
[7] 浦口 | 200 |
[9] 与倉 | 410 |
[D] 神宮 | 412 |
[5] 近藤(翔) | 321 |
[R] 橋口 | 000 |
[8] 大森 | 300 |
[3] 岩本 | 411 |
[2] 小園 | 210 |
[H] 出村 | 000 |
[6] 坂本 | 200 |
[H] 瀬尾 | 000 |
[H] 角田 | 100 |
投手成績
回 | 打 | 被安 | 自責 | |
---|---|---|---|---|
●福山 | 3 | 16 | 5 | 2 |
エーアン | 3 | 12 | 2 | 1 |
東田 | 2 | 18 | 0 | 0 |
2022年4月2日、東都大学野球春季1部リーグがついに開幕を迎えた。今年は開幕戦カードを普段の神宮球場ではなく、大分県にある別大興産スタジアムにて行うという前例のない幕開けとなった。
今季も初先発を務めるのは鉄腕福山優希(社4)。1回、先頭を四球で出塁を許すも後続を併殺に打ち取る投球を見せた。
援護したい打線は2回、先頭の新宮隆太(市3)が安打で出塁する。続く近藤翔真(営4)が送るも、大森廉也(法3)が三振。しかし岩本皓多(経3)が適時左前安打を放ち先制に成功する。
しかし亜大打線も黙ってはいない。続く2回裏に今度は先頭に中前安打を浴び、犠打で二塁まで進まれる。続く打者は打ち取るも、小山に適時打を許し追いつかれてしまう。
さらに3回には振り逃げの走者を許し、松浦の中前適時安打で勝ち越される。
福山は3回でマウンドを降り、エーアン・リン(現2)にスイッチ。エーアンは4回こそ三者凡退に抑えるも5回、先頭の天井に右本塁打を打たれて差は2点に。
追いつきたい駒大はその後6回に、近藤の適時左前安打で一点を返すも後続が続かずに凡退。最終9回には安打と死球などで、二死一・二塁の好機を作るも最後は三振で試合終了。駒大は最後まで粘りを見せるも好機であと一本が出ずに惜敗。これまで相性の悪い亜大に対して黒星を喫した。なお、入場者数は1万人超。
◆大倉 孝一監督
――監督の目には今日の試合どう映ったか。
「青山投手(亜大)が非常に良かった。ヒット7本と食らいついてはいったものの、繋がっていかなかった。福山は丁寧に投げられていた」
――福山投手を途中で変えたがそれについては。
「継投は頭にあった。あとは、福山がどこまでいけるか。後ろの順番は考えていた」
――福山の状態で判断したのか。
「当然」
――大分で開催し多くのファンが訪れたことについてはどうか。
「多くの皆さんに見てもらいたいという趣旨で大分に来た。見てもらえてうれしい。喜んでもらえたらいい」
――打線の手ごたえは。
「手ごたえはある。あとはゲームの中の兼ね合い。単にヒットの積み合わせでは勝てない。手も足も出ないという打線ではない」
――4番に神宮選手だったが、神宮への期待は。
「経験がなくて初めてのリーグ戦で初戦。彼も意気込んでいただろうし、緊張もしていたと思うので、数をこなしていきながら慣れていけばいいと思う。全員打順に関係なく思いっ切りやってほしい」
◆福山優希(社3)
――自分では調子はどうか。
「調子がどうこうというか、何の準備をしたのかというピッチング。修正し、次があると思わずしっかり投げたい」
――どこら辺がいけなかったのか。
「頭が整理できないので、翌日の試合までに修正し続けたい」
――早い段階での降板だったがどう思ったか。
「あのピッチングをして長いイニングを投げられるわけがない」
――普段の神宮ではない球場で、雰囲気に対応するために何かしたのか。
「準備してきたつもりだが、つもりだった。自分を見つめ直さないといけない」