陸上競技部

DATE:2024.10.09陸上競技部

【陸上部夏合宿インタビュー特集】Vol.3 伊藤蒼唯

昨年の出雲、全日本を制し、二冠を達成するも、箱根を準優勝で終え、三冠へのリベンジを誓う駒大陸上部。コマスポでは、来たる駅伝シーズンに向け、夏合宿中に注目選手へのインタビューを行った。
3日目の今日は、昨年度の出雲、全日本に出走し優勝に貢献。今年はチームの主力となり、自身初の三大駅伝皆勤を目指す伊藤蒼唯(政3)のインタビューを紹介する。

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(撮影:若山穂乃佳)

ーートラックシーズンを振り返って
「関東インカレでよくない走りをしてしまい、大きく狂った部分はあった。練習を積んでホクレンに臨み、ベストは更新できなかったがだいぶ良い走りに戻せたトラックシーズンだった」

ーー5000mで安定的に13分台を出していたことが印象的だが
「13分台はすんなり出せるようになってきたが、今年は飛び抜けてタイムを出せていない。自分の前々からの課題が顕著に見えた」

ーートラックシーズンはどんな練習をしていたか
「5000m単体というよりも10000mも走らないといけない。1000mを8本だったり、トラックで10000mの変化走をしたり心肺に負荷をかけるような練習をメインでやっていたが、自分が今年狙っているタイムと照らし合わせると、少し質が低かった」

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駅伝直前のレースでも13分台をたたき出した
(0929 日体大記録会)

ーー合宿中の調子は
「今年のポイント練習はほぼ完璧に消化できている。jog日でも去年とは変わって自分の体を知ることができ、自分の体に見合ったペースを決めて練習できている。昨年に比べて良い状態で来ている」

ーー合宿に参加する前の心境
「トラックシーズンはあまり良くなかった。トラックレースは一区切りとなりロードシーズンに入っていく中で、まず一旦リセットして走り込みをしようという思い。上級生になって初めての全体合宿なので、後輩もしっかりと引っ張って行けたらという思いで合宿に臨んだ」

ーー合宿で起きた面白い話
「合宿では部屋割りが東京の寮とは変わり、4人部屋になる。今の部屋には篠原(倖太朗、地4)さんと後輩に松井寛翔(市2)と桑田駿介(経1)がいる。東京にいる時は陸上の面でしか見ていなかったが、普段の生活を見ていると『変な奴なんだな』というのが印象でちょっと面白いと思った」

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夕食を囲む陸上部(左手前が伊藤)
(撮影:梅川岳飛)

ーー駅伝シーズンに向けての抱負
「去年は箱根に出場できず、三大駅伝を2本しか走ることができなかった。悔しい思いがあったので、今年は3つ全部出ることが最低条件。その中で区間賞、区間新というところを目標に、昨年に引き続き三冠を目標に頑張っていきたい」

ーートラックでの今後の目標
「来年が大学生としてラストシーズンになるので、27分台は自分の中で持っておきたい1つの記録。5000mに関しても13分30秒は切っていきたい。切っている人間が自分の同期に一人いるので(佐藤圭汰、経3)、そういう人の練習を参考に上手く走れれば良いかなと思う」

執筆者:大塩希美

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