陸上競技部

DATE:2024.05.26陸上競技部

松田と林が自己ベスト!-第2回世田谷陸上競技会

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2年ぶりの自己ベスト更新となった松田
(撮影:若山穂乃佳)

第2回世田谷陸上競技会が5月25日、世田谷区立大蔵運動公園陸上競技場で行われた。駒大からは5000メートルに5名が出場。松田脩(現2)が2年ぶりに自己ベストを更新し、大学初レースとなった林晄生(法1)も、従来の記録を10秒以上上回る走りを見せ、自己ベストを塗り替えた。結果、インタビューは以下の通り。

結果

※表の見方
種目 組
着順
名前(学科学年)
タイム
男子5000m 5組
2着
植阪嶺児(経2)
14分18秒72
3着
松田脩
14分26秒49 ※自己ベスト
7着
林晄生
14分32秒02 ※自己ベスト
12着
舩津類生(現1)
14分40秒84
18着
新谷倖生(歴2)
14分55秒50

戦評

新谷、舩津、植阪は集団の前方を、林、松田はその少し後ろを位置取ってスタート。序盤は新谷が先頭を引っ張る形でレースが進むが、中盤に入って後退し、すぐ後ろを走っていた植阪が前に出る形に。松田と林も3000メートルを過ぎたところでスピードを上げ、先頭集団の後ろにつく。植阪はその後も前方をキープしたまま走り続け、組2着でゴール。松田も残り2周で集団にいた選手を交わし、植阪に続いて3着でゴールした。

インタビュー

◆植阪嶺児

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ーー今日の調子は
「ある程度練習ができている中でのレースで、今回は3000mまで余裕を持って、それ以降上がっていくレースの感覚を掴むことを目標にしていた。余裕がある中で、先頭のペースが思ったより上がらず、足が当たってしまい、そこで力を使ってしまった。ラスト1000mうまく切り替えられず、上がりきらなかったので、先頭が上がらないとき、自分でレースを作る力がまだ足りないと思った」

ーーレースプランは
「3000mまで無駄な力を使わず、余裕を持って先頭につき、それ以降しっかり先頭で勝負するというレースプランだった」

ーー監督やコーチから言われていたことは
「(出場メンバーが)みんな同じ組ということで、みんなでレースを作って、3000mまで余裕を持って、それ以降上げていくという風に言われていたが、うまくできなかった」

ーーレースを振り返って
「余裕はあったが、ラスト上がらなかったので、力がまだないと感じた。練習の中でも、ポイント練習をこなすことでいっぱいいっぱいになってしまい、練習の中で余裕がないことがラスト1000mで切り替えられないところに繋がっていると思った」

ーー今後の目標
「今年のチームは三冠を掲げているので『目標は三冠』と言うだけではなく、自分も駅伝メンバーにしっかり絡んでチームに貢献したい。そのために、夏合宿で走り込んで、秋以降のハーフで結果を残すことを目標に頑張りたい」

◆松田脩

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(撮影:大塩希美)

ーー今日の調子は
「いい調子でこの一週間調整することができたので悪くはなかった」

ーーレースプランは
「3000メートルまで余裕を持って通過、ラスト2000でペースアップをし、記録を出すというレースプランだった。実際に走ってみて3000メートルまでは余裕を持って通過することができたが、3000メートルから4000メートルにかけて一気にきつくなってしまい、ペースダウンしてしまった。そこでいかにペースを落とさないかが今後の課題として挙がった」

ーー監督やコーチから言われていたことは
「『3000メートルまで余裕を持って、ラスト2000メートルで上げなさい』と言われていた」

ーー自身の走りを振り返って
「ベストを10秒以上更新できた点はよかったと思うが、スタート直後集団の前方ではなく、中央から後方あたりを位置取り、前方から落ちてきた人を抜かしていくという内容のレースだった。新谷や植阪と一緒に前方を位置取っていたら14分10秒台も見えていたのかもしれない。攻めることのできなかった気持ちの弱さが足りなかった点だと思う」

ーー2年ぶりの自己ベスト更新だが
「駒大で1年と少し競技をしてきて、今日自己ベストを出さないとまずいなと思い、危機感を持って臨んだレースだった。自己ベストが出てうれしい気持ちではあるが、当然かなという気持ちもある。この記録に甘んじることなく、もっといい記録を出していけるようにこれからも努力していきたいと思う」

ーー今後の目標は
「5000メートルで14分10秒を切るということを目標にしている。また、夏合宿で故障をせず練習を積むことが今後結果を出していくために必要だと思うので、しっかりと準備をして臨みたい」

◆林晄生

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(撮影:野口友花)

ーー今日の調子は
「大学に入って初めて臨むレースだったので、生活や新しい練習をやっていく中で疲れがたまっていた部分もあったが、まずは自己ベスト更新を目標に2週間からの調整練習も落ち着いて取り組めていたと思う。レース本番前もリラックスした状態でスタートに立てた」

ーーレースプランは
「監督からは『駒澤で集団を作っていくように』と言われていたが、スタートしてから集団が分かれてしまい、自分は後方の方からスタートする形になった。自分の中で1㎞ごとのラップに余裕を持って進めて、3000m以降にペースダウンしないようなイメージで走ったが、集団から遅れてスタートした分、無駄な動きの多いレースになってしまった」

ーー監督やコーチから言われていたこと
「3000mを過ぎて、残り2000mのところから上手くペースを上げてレースを進めるようにと言われていたが、今回結果を見るとペースが落ちてしまい、ラスト1周になってもいつものようにスパートをかけられないレースになってしまった。最後に上げきれるように日ごろの練習からやっていかないと、また今日のような結果になってしまうと思う」

ーーレースを振り返って
「自己ベストは出せたが、中途半端な結果で14分30秒切りも達成できず、ラストも上がり切らずという感じだった。当然自分の中ではこの結果には納得できないし、悔しい思いが残ったレースだった。まだ初戦なので、次に向けて、今回課題として挙がったラストの走りなどを改善しながら、計画性を持って頑張っていきたい」

ーー今後の目標
「1年生のうちには(5000mの自己ベストを)13分台に乗せたいと思っている。後30秒ほどあるが、高校の頃よりいい感覚で練習やレースに取り組めていると思うので、残りあと半年以上あるので、ねらった目標を達成できるように頑張りたい」

執筆者:大塩希美

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