第100回箱根駅伝インタビュー 【往路】
第100回東京箱根間往復大学駅伝競走が1月2日、3日大手町~芦ノ湖~大手町間の計217.1キロで行われた。史上初となる大学駅伝2年連続三冠に王手をかけて臨んだ駒大は1区、2区を首位で通過するが、3区で2位に後退。その後も逆転を狙うが差は縮まらず、総合準優勝となった。今回は、往路を走った篠原倖太朗(地3)、鈴木芽吹(営4)、佐藤圭汰(経2)、山川拓馬(営2)、金子伊吹(歴4)のインタビューを掲載する。
◆1区 篠原倖太朗
ーー当日の調子は
「良好だった」
ーー当日のレースプランは
「トップでタスキを渡し、差を広げる」
ーー監督やコーチから言われていたことは
「トップで帰ってこいと言われていた」
ーー出雲でも1区に出走したが、出雲の時と心境の違いはあったか
「あまりなかった」
ーー区間賞を獲得して
「チームが盛り上がってくれてうれしかった」
ーー箱根はどのような大会だったか
「4年生への恩返しの大会だった」
ーーチームとしてはどのような大会だったか
「史上最高になるための大会だった」
◆2区 鈴木芽吹
ーー当日の調子は
「調子は良かった」
ーー当日のレースプランは
「先頭でもらうことを想定していたので、さらに後ろとの差を広げようと思っていた」
ーー監督やコーチから言われていたことは
「権太坂を上り終えてからが大事だぞと言われていた」
ーー念願の2区出走となったが
「結果的に悔しさが大きくなってしまったが、楽しんで走ることができた」
ーー主将としてのラストランを振り返って
「4年間の駅伝で一番いい走りができたし、出し切れたと思う」
ーー往路では金子伊吹を、復路では庭瀬俊輝をそれぞれゴール地点で迎え入れたが、当時の心境は
「金子のときは、ありがとうという気持ちとまだまだ諦めないぞと思っていた。庭瀬の時も、ありがとうという気持ちと、最後は笑顔で終わろうと思っていた」
ーーチームとして、箱根はどのような大会になったか
「箱根で勝つことは簡単ではないことを痛感させられた」
ーー主将としての1年を振り返って
「自分を成長させてくれた1年だった」
ーー後輩へのメッセージ
「これからも勝ち続けるチームであってほしいが、結果よりもそれに向かう過程の中で、どの大学よりも努力をしたと胸を張って言えるチームであってほしい」
◆3区 佐藤圭汰
ーー当日の調子は
「良かった」
ーー当日のレースプランは
「最初はゆとりを持って入って、海岸線沿いに出てからペースを上げようと思っていた」
ーー監督やコーチから言われていたことは
「最初から突っ込みすぎるなと言われていた」
ーー初めての箱根となったが
「太田(蒼生、青学大)選手に抜かれて、そこからチームが悪い流れになってしまったので、とても悔しい」
ーー今シーズンの駅伝では初めて他校を追いかけるレースとなったが
「悔しいというのが全てだが、学びもあった有意義なレースになった」
ーー箱根を走って得た収穫はあったか
「レースの駆け引きの大事さや、プライドを捨ててレースを冷静に判断することの大切さを学んだ」
◆4区 山川拓馬
ーー希望していた5区ではなく、4区での出走となったが
「5区を走りたい気持ちはあったが、しっかりと4区で頑張ろうと思っていた」
ーー当日の調子は
「初めは良かった」
ーー4区、5区は雨が降ったが、大変だったことはあるか
「とにかく寒かった」
ーー当日のレースプランは
「最後で上げて2位との差を広げる」
ーー監督やコーチから言われていたことは
「最後に上げられないと勝てないと言われていた」
ーーレースを振り返って
「復帰明けでのレースとなり、厳しさを知った。また、自分が足を引っ張ってしまい、良い流れを作れなかった。とても悔しい気持ちでいっぱい」
ーー箱根を走って得た収穫はあったか
「練習が結果に出ることをよく実感した」
◆5区 金子伊吹
ーー当日の調子は
「普通だった」
ーー4区、5区は雨が降ったが、大変だったことはあるか
「服が濡れてしまったこと」
ーー当日のレースプランは
「気持ちで押す」
ーー監督やコーチから言われていたことは
「あきらめずに走るぞと言われていた」
ーー2年ぶりの5区出走となったが
「箱根で山を走るためにやってきたので、走れた事はうれしかったが、チーム目標を達成できなかったので悔しい」
ーーゴールテープを切った時の心境は
「悔しい気持ちが1番だった」
ーー最後の箱根を振り返って
「とても悔しい。この4年間、今回の100回大会で優勝する為にやってきたが、結果が出ずに悔しい気持ちが1番だった。この4年間で得た経験を実業団にいって生かしていきたい」