陸上競技部

DATE:2023.12.25陸上競技部

金谷、篠川ついに13分台-第4回世田谷陸上競技会

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(撮影:大塩希美)

 第4回世田谷陸上競技会が12月23日、世田谷区立総合運動場陸上競技場で行われた。駒大からは13名が出場。大学最後の公式戦となった篠川史隆(地4)、藤山龍誠(仏4)をはじめ6名が自己ベストを更新した。結果、インタビューは以下の通り。

結果

◆男子5000m 12組
金谷紘大(政3)
13:57.80 ☆自己ベスト
安原海晴(商1)
13:58.87
篠川史隆
13:59.50 ☆自己ベスト
森重清龍(社2)
14:05.31 ☆自己ベスト
久保貴大(経3)
14:07.58 ☆自己ベスト
島子公佑(営1)
14:10.18
工藤信太朗(地1)
14:13.15
藤山龍誠
14:15.44 ☆自己ベスト
大和田貴治(地2)
14:16.69
植阪嶺児(経1)
14:18.20
白井恒成(歴1)
14:19.03 ☆自己ベスト
新谷倖生(歴1)
14:41.21
田丸颯(営3)
14:56.03

戦評

 前半から安原、篠川を先頭にレースが進むが、残り2周を切ったところで組の中ほどを走っていた金谷が追い上げる。最後の1周は篠川、安原、金谷との先頭争いになり、金谷が1着でフィニッシュ。最後までレースを引っ張った安原、篠川もシーズンベスト、自己ベストをマークし、篠川は大学最後の公式戦で13分台を記録した。

インタビュー

金谷紘大

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ーー今日の調子は

「12月2日の1万mの疲労がまだ少し残っていた。それでも調子は維持してこられたので、しっかりタイムをねらっていこうと思い、今日を迎えた」

ーーレースプランは
「駒大の人がほとんどだったので、駒大の中でレースを作って一人でも多くベストを更新しようということだった。自分は最初から体が動かず前の方に行けなかったが、篠川さんや(安原)海晴の力を借りながら自分も自己ベスト更新できたので、最低限の走りはできたかなと思っている」

ーー監督やコーチから言われていたこと
「チームでしっかりレースを作って一人でも多く自己ベストを出そうといわれていた。個人的に何か言われていたわけではないが、チームとしてしっかりいいレースをしようと言われていた」

ーー自己ベストを更新して
「今回は自分の自己ベスト更新というより、チーム平均13分台を達成するために、少しでもベストを更新してチームのためになるように走った。5秒くらいだがベストを更新できてよかった」

ーー最後は追い上げて1着でゴールしたが
「ラスト1周の電光掲示を見たとき、自己ベストが更新できるかできないかというところだったので、チーム平均を上げるため、箱根に勢いをつけるために少しでも速く走ろうともって走れたことが結果につながったのでよかった」

ーー1万と立て続けに自己ベストを更新する形になったが
「夏に故障をし、10月くらいから練習を再開できた。そこからは上手く練習を消化できたので、12月に入って調子がよくなり、1万、5000とポンポンと自己ベストが更新できたことは自分の中でも自信になった。来年以降のレースにもつなげていけたらいいなと思っている」

ーーことし1年を振り返って
「故障が長く、4か月くらい故障していた。正直順風満帆にはいかなかったが、最後ベストを更新できたのでよかった」

ーー今後の目標
「トラックでは13分台、28分台を達成できたので、来年以降のロード-レースやハーフマラソンで記録を出し、駅伝のメンバーにからめるようにしていきたい」

安原海晴

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ーー今日の調子は
「よくもなく悪くもなく」

ーーレースプランは
「もともと3000mまでペースメーカーがいて、(1kmあたり)2分48秒、3000mは8分24秒ペースで引っ張ってくれる予定だったが、いなくなったので自分達でレースをつくっていくことになった。3000mからあげることを意識した」

ーーシーズンベストを更新して
「今シーズン13分台が一度も出せていなかったので、最後に出せたことは良かった。自己ベストを最低限出したいと思っていたのでそこは残念だった」

ーーことし1年を振り返って
「継続して練習は踏めていたが、3大駅伝出走というのはかなわず、箱根はエントリーすらされなかった。来シーズンに向けて練習を継続していきたい」

篠川文隆

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ーー今日の調子は
「いいほうだった。13分台が出せる自信があるくらいよかった」

ーーレースプランは
「最初の1キロは様子を見て入り、終始自分が前で引っ張る。後半で後輩たちがスパートをかけ、自己ベストを出してくれたらいいなと考えていた」

ーー監督やコーチから言われていたこと
「チーム目標は、全体の5000mの平均タイムを13分台にのせること。全員がトータル30秒縮めることができれば達成できるため『ひとりひとりが1秒でも縮めることを意識し、積極的に引っ張っていくことが大事』と言われていた」

ーーベストを更新して
「目標としていた13分台を出せたことはかなりうれしいが、途中で後輩に引っ張らせてしまったことが自分の反省点」

ーーことし1年を振り返って
「去年の学内タイムトライアルで、非公認だが5000mの自己ベストを出すことができ自信がついた。その後の全国男子駅伝やハーフマラソンでは自分なりにタイムを出せたと感じたので、例年に比べ練習が積めていると思った。夏合宿で故障をしてしまったけれど、かなり自信がついた一年だった」

森重清龍

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ーー今日の調子は
「前回の日体の時よりはよかった」

ーーレースプランは
「(1キロ)2分48秒ペースで3000mまで行って、ラストの1000で上げられたらいいなと思っていたが、思うようにはならなかった」

ーー監督やコーチから言われていたこと
「レースプラント同じようなこと。3000まで耐えてラストで上げていくように言われれていた。」

ーー走りをふりかえって
「前回の記録会でラストあげきれずにダメだなと思っていたが、今回も同じような試合展開になってしまった。もう少し練習しなくてはいけないと感じた」

ーー自己ベストを更新して
「自己ベストは出たがそこまで早いタイムではないので、頑張らないといけない」

ーーことし1年を振り返って
「疲労骨折をしてしまい、その後も全然走れなかった。故障で練習を積めていない分このようなレース内容になってしまったのかなと思うので、来年は故障なく継続した練習が出来たらいいなと思っている」

久保貴大

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ーー今日の調子は
「1週間前の調整で離れてしまい、藤田監督からお言葉をいただいた。そのおかげで『やるしかない』と切り替えてレース当日を迎えられた」

ーーレースプランは
「『2分48秒ペースで走り、最後13分台を狙えるレースを作れ』と言われていたので、自分は流れに乗り、最低でも14分1桁を目標に走った」

ーーベストを更新して
「最低限14分10秒を切ることができてよかったが、同級生の金谷が13分台を出していたため、うれしさ半分悔しさ半分」

ーー監督やコーチから言われていたこと
「『3000以降をペースアップするように』と言われていた。3000mを8分28秒ほどで通過し、ラスト1周を切り替えて走ることができた」

ーーことし1年を振り返って
「昨年は自己ベストを出すことができずだめだったが、今年は自己ベストを2回更新することができたのでよかった。来年は最上級生として長い距離を走れるように頑張りたい」

白井恒成

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ーー今日の調子は
「走る前の動きは良かったが、走っている途中で腰が重くなってしまった」

ーーレースプランは
「4000mまでずっと先頭集団の後ろについて、ラスト1000mでペースをあげるプランだった」

ーー監督やコーチから言われていたことは
「先頭集団についていれば、スピードを持っている人が多いから、そこに着いてればタイムは出ると言われていた」

ーー今日のレースを振り返って
「今年3本走って全部14分20秒前後のタイムだったので伸び悩んでいた。次のレースに出る時は爆発的なタイムを出せるように、また1から練習をやり直していきたい」

ーーベストを更新して
「チームの平均である13分台に全然届いていない。あと20秒しっかりと縮めていきたい」

ーーことし1年を振り返って
「前半はずっとけがで走れなかったが、後半から走れるようになった。それでも全然走れていないほう。来年こそしっかりとチームに貢献したい」

ーー今後の目標
「トラックレースが中心になると思う。どんな距離でも全ての大会で自己ベストを更新していきたいと思う」

藤田敦史監督

ーー今日の結果を受けて
「(1キロ)2分48秒、3000mの通過8分25秒を目指してやっていた。本当はペースメーカーをつけるつもりだったが、(ペースメーカーを)やる予定だった選手の状態があまりよくなかったので、自分たちの中で13分台を出せるレースを作ろうということを目標に臨んだ。2分48秒ペースでずっと押していけば14分フラットなので、ラスト少しでも上積みできれば13分台が出る、それを自分たちで作ろうという話をした。実際3000mを8分25秒切るくらいで通過して、13分台を3人出せたのは、チームとしてはとても良かった」

ーー金谷は最後に追い上げて13分台を出したが
「実際は安原がほとんどレースを引っ張ってというところだった。金谷は全然引っ張らずにラストだけだったというところだったので、強さとしては何とも言えない。引っ張って13分台を出すのと、後ろから来て13分台を出すのとでは全然違うので、そういう意味で安原は1年生ながら13分台で走り、箱根のメンバーに入れなかった悔しさをここで晴らせたというところは大きかったかなと思う。厳しい言い方をすれば、金谷は上級生としてもっと引っ張って13分台を出してほしかった」

ーー篠川は(10月からの連戦で)3度目で13分台が出たが
「篠川は本当に努力でここまで来た。最後に13分台を出し、報われてよかったと思う。今日の彼の頑張りが今後のチームに与える影響は非常に大きいものがあると思うので、篠川の13分台はチームとしては非常に大きな、いいニュースだった」

ーー箱根前最後のトラックレースを終えて
「実際はチーム平均13分台をねらっていたが、多分少し足りない。14分ちょうどくらいではあるが、駒澤でレースを作って13分台を3人出せたということは本当に大きな意味を持つ。これが箱根のメンバーではなく、メンバー外の選手たちだけで作ってやれたということは非常に大きいことだと思う。この勢いを今度は箱根のメンバーが刺激を受けて箱根で頑張ってくれると思うので、そういったことは楽しみに私たちも気を引き締めて引き続きやっていきたい」

執筆者:大塩希美

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