陸上競技部

DATE:2023.10.10陸上競技部

昨年度を超える大会記録で出雲連覇!

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(撮影:宮澤希々)

 第35回出雲全日本大学駅伝競走が10月9日、出雲大社から出雲ドームまでの全6区間、45.1kmで行われた。
 駒大は1区から一度も先頭を譲らず、昨年度更新した大会記録を40秒以上更新する大会新記録で連覇を果たした。結果は以下の通り。

総合成績
1位 駒澤大学 2:07:51 ※大会新
2位 創価大学 2:09:34
3位 城西大学 2:10:35
4位 國學院大學 2:11:07
5位 青山学院大学 2:11:28
6位 早稲田大学 2:11:36
7位 中央大学 2:12:17
8位 東洋大学 2:12:35
個人成績
※( )は通過順位、[ ]は区間順位
1区 8.0km 篠原倖太朗(地3) 22:45(1)[1] ★区間賞
2区 5.8km 佐藤圭汰(経2) 16:08(1)[1] ★区間賞
3区 8.5km 山川拓馬(営2) 24:20(1)[3]
4区 6.2km 伊藤蒼唯(政2) 17:47(1)[3]
5区 6.4km 安原太陽(地4) 17:51(1)[2] ※駒大記録
6区 10.2km 鈴木芽吹(営4) 29:00(1)[1] ★区間賞 ※駒大記録

戦評

1区

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(撮影:横田瑞歩)

1区は2年前にも1区を出走した篠原倖太朗。後列中央寄りからスタートし、序盤は集団の中腹に位置。4km過ぎ、アイビーリーグ選抜が前に出て集団が崩れてくると篠原は早大、青学大と共にその後ろに食らいつく。周囲が徐々に先頭争いからこぼれるなか、篠原は先頭付近を離れることなくレースを進めた。ラスト400mを切ったところで、先にタスキに手をかけたのは篠原。そこからスパートをかけ、アイビーリーグ選抜を一気に抜き去るとそのままトップでタスキをつないだ。ラストに逆転劇を披露した篠原は、自身初となる三大駅伝区間賞を獲得した。

2区

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(撮影:梅川岳飛)

昨年度に引き続き2区を任されたのは佐藤圭汰。アジア大会から中4日での出走となったが、チームを勢いづける力走をみせた。トップでタスキを受けると、安定感のある走りで2位との差を39秒まで広げ、3区の山川拓馬にタスキをつなぐ。青学大の黒田と同タイムで区間賞を獲得するも、自身が持つ区間記録には及ばず悔しさをにじませた。

3区

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(撮影:中西真雪)

エース区間を任されたのは出雲初出場の山川。同じく2年の佐藤からタスキを受け取ると好調に走り出す。後ろから創価大が猛烈に追い上げて来るが、ペースを乱されることなくレースを進めた。終始単独走となったが、区間3位の日本人トップで首位を守り抜き、昨年度出走できなかった悔しさを晴らす好走をみせた。

4区

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(撮影:大﨑陽凪)

昨年度はメンバーに入りながらも出走することができず、悔しい地元凱旋となった伊藤蒼唯。その悔しさから1年、今回は4区でエントリーされると地元の熱い声援を背に安定した走りを披露する。同学年の山川からタスキを受けると、危なげない走りでトップの座を一度も譲ることなく、5区の安原太陽にタスキリレー。区間3位の力走を見せた。

5区

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(撮影:伊東俊翔)

今大会唯一の当日変更で5区を任されたのは、昨年度この区間で区間賞を獲得した安原太陽。試合前から「調子がかなり良い」と話していた安原は、2位との差45秒で伊藤からタスキを受け取った。序盤からハイペースな攻めの走りで2位の創価大との差を徐々に広げるも、中盤でペースが落ち始めてしまう。粘りの走りで2位との差39秒で6区につなぎ、区間2位で終えた。区間賞とはならなかったものの、5区における駒大記録を樹立した。

6区

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(撮影:大塩希美)

昨年度に引き続き、安原からトップでタスキを受け取った鈴木芽吹。「エースとして区間賞をとり、チームを優勝させる」と意気込んだ鈴木は着々と後方との差を広げる。第5中継所で2位の創価大と39秒あった差を1分43秒にまで広げ、区間賞を獲得。昨年度駒大が作った大会記録を塗り替え、2年連続で優勝のゴールテープを切った。

戦評:大塩希美、野口友花、若山穂乃佳、大庭瑠晟、伊東俊翔、坂元采夏
執筆者:宮澤希々

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