出雲暫定オーダー発表!"昨年度最強チームへの挑戦"
第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走が10月9日に出雲大社正面鳥居前(勢溜)から出雲ドーム前までの全6区間45.1kmで行われる。前日となった今日10月8日には、暫定区間オーダーが発表され、主将・鈴木芽吹(営4)やハーフマラソン学生記録保持者の篠原倖太朗(地3)、10月4日のアジア競技大会から帰国してすぐのレースとなる佐藤圭汰(経2)などが名を連ねた。16時からは監督会見も行われ藤田敦史監督(46)は「今回はチャレンジャーとして出雲に来ているつもりなので、まずは出雲を取るつもりで戦っていきたい」と話した。また開会式では鈴木と安原太陽(地4)が優勝カップ返還を行った。
暫定区間オーダーと藤田監督のインタビューは以下の通り。
暫定区間オーダー(10月8日付) | |
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1区(8.0km) | 篠原倖太朗(地3) |
2区(5.8km) | 佐藤圭汰(経2) |
3区(8.5km) | 山川拓馬(営2) |
4区(6.2km) | 伊藤蒼唯(政2) |
5区(6.4km) | 赤星雄斗(法4) |
6区(10.2km) | 鈴木芽吹(営4) |
補欠 | 安原太陽(地4) |
補欠 | 安原海晴(商1) |
※なお当日に2人までのメンバー変更が認められている。
インタビュー
◆藤田敦史監督
――出雲駅伝に向けて意気込み
「昨年度も優勝しているため、今回も優勝を意識してチーム作りを進めてきた。また、今回はチャレンジャーとして出雲に来ているつもりなので、まずは出雲を取るつもりで戦っていきたい。その中でキーマンとなる選手は鈴木芽吹。昨年度は田澤廉(23年卒、現・トヨタ自動車)という絶対的エースがいたが、今年度は鈴木が田澤にどこまで近づけるけるか、どこまで精神的にもチームの中心となれるかがポイントになる」
――今季のチームの特徴
「チームとしては昨年度3冠を達成したチームとして、そのプライドを持ちつつ、昨年度の最強チームに対する挑戦というのをテーマに掲げて、ここまでチーム強化を図ってきた。先程も触れたが、絶対的エースの田澤がいて、その選手が卒業して次のチームになった時に、田澤のような絶対的学生長距離界のエースというところまでの選手はいない中で、私たちが目指すべきところはチームの力を高めること。チーム力であったり、選手個々の力であったり、そういった選手層の強化を目標にここまでやってきた。ただその中で、キャプテンの鈴木が『自分としては田澤さんに少しでも近づけるような努力をしてきた』と本人も話しているように、今年度は故障もなく継続して練習が詰めている。今回は自信を持って出雲駅伝を走ることが出来るのではないか。鈴木に対しては大きな期待を寄せている」
ーー監督として臨む初の駅伝となるが、その心境は
「今までコーチ時代から数えると28年指揮をとってきた大八木弘明総監督(65)から今年度の4月から預かり率いてきたが、色んな意味での準備はチームとしてできてきた部分があると思っている。自分自身の中で様々な葛藤を抱えていたが、総監督として大八木総監督が残っていることが心強かったので、ここまでやってこれたという心境。準備は整っているので、選手たちを信じてドームで待ちたいと思っている。私自身は初めてとなるが、選手たちは非常に落ち着いていい表情をしているため、ゴールを楽しみに待ちたい」