ロードの駒澤、ハーフでワンツー!―関東インカレ
第102回関東学生陸上競技対校選手権大会が5月11日から14日にかけ、相模原ギオンスタジアムにて開催された。駒大は1500m、5000m、10000m、ハーフマラソンに出場。4日目はハーフマラソン決勝と5000m決勝が行われ、ハーフマラソンでは赤星雄斗(政4)、山川拓馬(営2)駒大勢がワンツーフィニッシュ、5000m決勝で安原太陽(地4)が7位入賞を果たした。結果、インタビューは以下の通り。
◆男子2部 ハーフマラソン決勝 | ||
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順位 | 名前 | タイム |
1位 | 赤星雄斗 | 1時間03分24秒 |
2位 | 山川拓馬 | 1時間03分27秒 |
14位 | 金子伊吹(歴4) | 1時間05分00秒 |
◆男子2部 5000m決勝 | ||
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順位 | 名前 | タイム |
7位 | 安原太陽 | 14分02秒31 |
14位 | 白鳥哲汰(経4) | 14分13秒37 |
22位 | 小山翔也(経1) | 14分31秒83 |
◆戦評
<ハーフマラソン決勝>
駒大は3人とも序盤から先頭集団で走り、山川は集団を引っ張るなど攻めの走りを見せる。周回コースの8週目辺り、先頭集団は10人ほどに絞られ、金子は先頭集団から引き離されてしまう。周回コース10週過ぎ、1部の先頭に引っ張られ2部の先頭は赤星、山川の2人のみに。先に前に出たのは山川。12週目で赤星を引き離すが、最後は赤星が山川をかわしトップでフィニッシュした。3秒遅れで山川がゴール。金子は意地を見せ、ゴール手前で1人を抜いて14位に終わった。
<5000m決勝>
スタートと同時に激しい位置取り合戦が行われた。1周目は、安原・白鳥は集団の先頭付近、小山は集団の中盤に位置を取る。3周目以降は安原は変わらず先頭付近を走るが、白鳥はぐっと集団の後方まで位置を下げ、残り8周で外国人選手がレースを引き始めペースが上がると、集団が徐々に縦長に。残り800mで先頭集団は外国人選手3人、日本人選手は安原を含めた4人の計7人に絞られるが最後のスパート勝負についていくことができず、安原は悔しい7位。白鳥は集団の後方から抜け出し、14位。小山は残り4周付近で、離され苦しい22位でゴールした。
◆赤星雄斗
――今日の調子は
「調子は全然良くなかったので、とても不安だった」
――今日の目標やレースプランは
「目標は表向きは3位以内だったが、正直調子とかを考えると入賞できたらいいな、と思っていた」
――今日の走りを振り返って
「最初スローになってくれたので、その分後半勝負できるなと思った。無駄な動きをせず、余裕があったので、1部の選手だが留学生の選手がラスト飛び出したのについて勝負できた」
――監督やコーチから何か言われていたことは
「関東インカレは記録よりも勝負の大会なので『無駄な動きをせず、後半ラスト1キロぐらいで動けばいい』と言われていた」
――今年度の目標は
「1ヶ月後に仙台ハーフがある。連戦にはなるが、そこでは自己ベスト近く(のタイムを)ハーフで出して、7月とかは出れるのであればホクレンなどに出てトラックでベストを出して、後期の三大駅伝に繋げられればいいかなと思っている」
◆山川拓馬
――今日の調子は
「故障上がりだったが、しっかり調子を合わせてきた」
――今日の目標は
「優勝を狙う」
――走りを振り返って
「残り2周でいけると思ったが、ラスト1周で力尽きてしまった。最初はリラックスして走れていたが、ラスト2周で『仕掛けるぞ』となったときに、ラスト1周で、練習できていなかったところや実力不足なところが出てしまった。力不足だと思った」
――レース展開的には、先頭を走り引っ張っているように見えたが
「藤田監督からは『出るな』と言われていたが、我慢できなくなってしまった。前に出るというのが、自分の悪いところでもあり、良いところでもある。そこで勝ちきれないと意味が無いので、力不足だと思った」
――藤田監督からはなにか指示は
「『最後まで出るな』。でも出てしまった(笑)」
――1部の10000mでは、仲が良い花岡寿哉(東海大)選手が日本人トップ、全体2位という好成績を残したが、刺激は受けたか
「花岡が(良い結果を)出したので、自分も出さないと思った」
――今年度の目標は
「トラックだったら、高校2年生の時の5000m、14分01秒21の自己ベストを更新しなくてはいけない。あとは三大駅伝すべて走って、区間賞や区間新を狙う」
(執筆者:宮澤希々、中西真雪)