陸上競技部

DATE:2023.05.10陸上競技部

悪天候の中、宮川自己ベスト更新―日体大記録会

第305回日本体育大学長距離競技会5月6・7日に行われ、駒大からは6人が出場した。宮川康之介(社3)が自己ベスト更新を果たした。結果と戦評、インタビューは以下の通り。

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約1年半ぶりのトラックレースとなった宮川(撮影:中西真雪)

◆男子10000m4組目
順位 名前 タイム
8着 宮城珠良 (G3) 29分54秒96
途中棄権 金谷紘大(政3)
◆男子5000m8組目
順位 名前 タイム
26着 田丸颯(営3) 14分33秒38
◆男子5000m9組目
順位 名前 タイム
23着 宮川康之介 14分01秒15 ★PB
36着 亘理魁(地3) 14分29秒44
38着 山口真玄(地2) 14分38秒55

◆戦評

<10000m4組目>
強い風が吹く厳しいコンディションの中、宮城は、集団の中盤あたりからすぐに前方に移動。スローペースだったため、藤田敦史監督からは「余裕もって。どっかで上がるから、準備準備」と声がかかる。しかし、2位集団からは残り7周で振り落とされ、後ろの集団に吸収されると、徐々に順位を落とし、自己ベストには遠く及ばない結果でゴール。
一方金谷は集団の後方からスタートすると、すぐにこちらまで荒い息遣いが聞こえるほど苦しい状況に。レース半ばで途中棄権となった。

<5000m8組目>
集団の中盤以降からスタートするが、2周をすぎると、若干ペースが遅かったため、一気にペースを上げて先頭集団に。しかし、残り6周で、徐々にペースダウンし後ろの集団に吸収。前半スピードを出しすぎたことで粘りきれず、苦しい表情でゴール。

<5000m9組目>
スタートは亘理、宮川、山口の順で位置取り。宮川は集団の中盤で、自分のペースを守ってレースを進める。14分台が出るか出ないかギリギリだったため、タイムを取っているマネージャーからも気持ちが入った「13分台あるぞ」との声掛け。ラスト2周あたりから徐々にペースアップし、最終周はスパートをかけるが、14:01.15と惜しくも13分台には届かなかった。
一方亘理、山口はすぐに集団の後方に後退。序盤から苦しい状況は変わらず、そのままフィニッシュとなった。

◆宮川康之介

――今日の調子は
「いつも通り。良くもなく悪くもなく」

――今日の目標は
「13分台が目標で、最低でも14分1桁台」

――レースを振り返って
「13分台が出そうで届かなかったところに詰めの甘さが出たかな。次あと1回走ったら出ると思うので、まあ良かった」

――悔しいよりは良かったという気持ちの方が大きいのか
「半々」

――マネージャーからの「13分台出るぞ」という声は聞こえていたか
「聞こえていた。自分でもタイムを見て『13分台いけるな』と思ったが、甘くなかった」

――1年生10月に行われた世田谷競技会ぶりのトラックレースとなったが
「なかなか練習が積めなくて、けがをしてレースに出られなかった。やっと練習が積めて、出られたのでうれしい」

――今年度の目標は
「トラックは5000m13分台。あとは、箱根駅伝の5区を狙いたい」

(執筆者:中西真雪、宮澤希々)

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