DATE:2019.04.02教員新刊紹介
『グローバル化と社会運動 半周辺マレーシアにおける反システム運動』
文学部社会学科の 山田 信行 教授の新刊が出版されました。
タイトル:グローバル化と社会運動 半周辺マレーシアにおける反システム運動
東信堂 ¥2,800(税別)
グローバル化に対抗する反システム運動の実態。
世界システムにおけるグローバル化は、各国の社会を「包摂型」から「排除型」へと移行させる契機となった。グローバル資本の労働者抑圧、ジェンダーやエスニシティによる差別、自然環境の破壊、という「負の側面に」当事者たちは「反システム運動」を組織して対抗してきた。本書は、世界システムにおける上昇移動に伴う「中核性」と、伝統を保持する「周辺性」が共存する「半周辺」マレーシアを事例とする、「反システム運動」の理論的・経験的な実証研究である。