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DATE:2025.02.12教員新刊紹介
『「憲政常道」の近代日本: 戦前の民主化を問う』
法学部の 村井 良太 教授の新刊が出版されました。
タイトル:「憲政常道」の近代日本: 戦前の民主化を問う
NHKブックス ¥2,100(税別)
現代の出発点は1920年代にあった
東京都知事選や米大統領選など、政党の存在意義がわからなくなるようなケースが増えてきた。一方、政党支持率が落ちても政党の存在を前提とした政治システム自体はびくともしない。なぜか? その理由を、ちょうど100年前のデモクラシー成立の経緯に焦点を当てて説くのが本書である。1924年の加藤高明内閣に「政党政治の確立」を見て、そこに至る過程で「民主政=政党政治」が渇望されていたこと、1932年の5・15事件以後も「政党政治への復帰」が目指されたこと、戦後の「民主化」が言わばその復活強化であったことを明らかにし、「戦前日本=軍国主義」というイメージを吹き飛ばす。「目から鱗」の日本近代史!
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『「憲政常道」の近代日本: 戦前の民主化を問う』
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『考古学者だけど、発掘が出来ません。多忙すぎる日常』
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