DATE:2021.05.03教員新刊紹介
『幣原喜重郎-国際協調の外政家から占領期の首相へ』
文学部歴史学科の 熊本 史雄 教授の新刊が出版されました。
また、図書新聞の書評、沖縄タイムスの書評(6月1日)、『週刊エコノミスト』(5月25日号)の書評「歴史書の棚」、『Wedge』(2021年6月号)の書評「近現代史ブックレビュー」で紹介されました。
沖縄タイムズ(6月1日)
『週刊エコノミスト』(5月25日号)
『Wedge』(2021年6月号)
タイトル:『幣原喜重郎-国際協調の外政家から占領期の首相へ』
中公新書 ¥880(税別)
戦前に外相を4度務め、経済重視の国際協調を主導、戦後は占領下、首相として日本国憲法制定に尽力した幣原喜重郎。外交官の中枢を歩み、欧米との関係を重視した「幣原外交」は、軟弱と批判されながらも中国への不干渉を貫き、政党政治を支えた。満洲事変後の軍部台頭に引退を余儀なくされるが敗戦後、昭和天皇に請われ復活。民主化や憲法9条の成立に深く関与する。激動の昭和期、平和を希求し続けた政治家の実像に迫る。