延長戦にまで及んだ戦いを制したのは上野の決勝点!1回戦突破!
「アミノバイタル®」カップ2022 第11回関東大学サッカートーナメント大会 1回戦・青学大戦が7月9日に開催された。
結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
スコア |
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○駒大 3-2 青学大● |
得点者 | |
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35分 | [駒]塚原 舜介 |
44分 | [青]山内 大空 |
57分 | [青]比留間 輝 |
82分 | [駒]松本 ケンチザンガ |
108分 | [駒]上野 正騎 |
メンバー | ||
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ポジション | 背番号 | 氏名 |
GK | 1 | 深澤 颯人[4年=武南高] |
DF | 12 | 細川 竜征[4年=駒大高] |
4 | 鷹啄 トラビス[3年=市立船橋高] | |
5 | 相澤 佑哉[4年=熊本Y] | |
6 | 篤 快青[3年=広島県瀬戸内高] | |
MF | 2 | 塚原 舜介[4年=前橋育英高] (→78分:13 辻 稔貴[4年=静岡学園高]) |
7 | 須田 晃輝[4年=前橋育英高] (→78分:10 仲田 瑠[4年=長崎総科大附高]) | |
8 | 小島 心都[3年=湘南工科大附高] | |
23 | 小林 栞太[1年=鹿島Y] (→67分:18 上野 正騎[3年=熊本Y]) | |
FW | 14 | 髙橋 優斗[4年=前橋育英高] (→87分:35 後藤 康介[1年=相洋高]) |
16 | 佐藤 智隆[3年=浦和南高] (→67分:19 松本 ケンチザンガ[3年=浦和東高]) | |
SUB | 22 | GK 永田 陸[1年=大成高] |
30 | DF 藤田 和也[2年=長崎総科大附高] | |
20 | MF 野村 天真[3年=C大阪U-18] | |
32 | MF 山本 修平[4年=札幌U-18] |
いよいよ開幕を迎えたアミノバイタルカップ。1回戦は関東2部に所属する青学大との対戦となった。
前半は駒大がチャンスを多く作る展開。35分には篤の左サイドからのクロスを、スタメンに抜擢された佐藤が頭で落とし、こぼれ球に反応した塚原が右足のシュートで先制に成功。リードしたまま前半を終えたい駒大だったが44分、中央での突破を許し失点。青学大のシュート4本に対し、駒大は8本のシュートを放ったが、同点で前半を終えた。
勝ち越しを狙う後半だったが、駒大は出鼻を挫かれる形になる。57分、自陣左サイドから突破を許し失点。後半開始早々から追う展開になる。攻勢を強めたい駒大は67分に上野、松本、78分には仲田、辻を投入。すると82分。右サイドハーフに入った辻のクロスに松本が頭で合わせ同点。土壇場で追いつき、2-2で延長戦に突入した。
10分ハーフで行われる延長戦はお互いにシュートすら許さない緊張感のある展開。スコアの動かないままPK戦かと思われた。しかし108分、ロングボールを松本が競り合い、途中出場の後藤がこぼれ球に反応。ペナルティエリア内にポジションをとっていた上野につなぎ、左足でシュート。途中出場の上野が大仕事を果たし、3-2で勝利を収めた。
灼熱の中での一戦を制した駒大は、PK戦の末に拓大を下した中院大と2回戦で相対する。
◆秋田浩一監督
――今日の試合を振り返って
「トーナメント戦なので勝って次に進めて良かったと思う」
――2トップの選出理由は
「松本(ケンチザンガ)がけが上がりだったのと、本吉(利安)がけがしてしまったので、ウチで前の選手の中で調子が良い2人を選んだ」
――課題だった得点が多く入ったが
「まあ不満足は不満足だけど、効率的には入ったのかなと思う。前半にもっと取っていれば、楽に出来たのではないかと思う」
――2点目、3点目と交代策が的中したが
「たまたまだと思う。ただ、相手がバテてきていたので背の高い選手と足の速い選手を入れようというのはあった。まあ丁度良かったのだと思う」
――2回戦に向けて
「あと2回勝たないと総理大臣杯に出られないので勝ちたいと思う。(拓大が勝ち上がってきた場合、)リーグ戦の1番最初に1-2で負けたのでリベンジを果たしたいと思っている」
◆相澤佑哉 (法4)
――今日の試合を振り返って
「前半は0-0でといういつも通りのゲームプランで入ったが、先制できたものの前半の締め方というところに問題があって、結果1-1で折り返してしまった。後半、比較的早い時に失点してしまったが、自分が(ピッチの)中でやっていて、そこで全員が焦れずにやれたので後半追いついて、延長で勝つゲームができたのだと思う」
――運動量で勝っていたように思うが
「自分たちが勝っていくためには、絶対に運動量で勝っていくのは当たり前だということを試合前に話していた。そこができたのは良かったかなと思う」
――前がかりになっているなか、1人で相手を潰しきるというシーンが多く見られた
「自分はチームが攻撃の時やセットプレーの時でも後ろに残っている。もしボールがこぼれてきても、自分が潰せればもっと攻撃が増やせると思う。逆にそこで潰せなければどんどんピンチが増えていくので自分のおおきな役割の1つだと思う。徹底してやり続けたい。」
――2回戦に向けて
「次は拓大か中院大だと思うが、どちらが来ても自分たちのやることは変わらない。自分たちの目標である総理大臣杯出場というのをかなえるためには、次も絶対に勝たなくてはいけないのでしっかり準備していきたいと思う」
◆上野正騎 (政3)
――今日の試合を振り返って
「逆転されて1-2の状況で自分が入ったが、とりあえず点をとってチームの勝利に貢献できるようにということだけを考えて(試合に)入った」
――投入直後から積極的な仕掛けが目立った
「自分はスピードが武器なのでサイドから仕掛けていくのが特徴。相手は結構バテてたと思うし、ベンチで見ていた時から『これいけるな』という感覚があったので、とりあえずガンガン仕掛けていった」
――ゴールシーンを振り返って
「後藤(康介)がペナルティエリア前で前を向いたので、ディフェンスの前に入っていけばパスが来たらチャンスになるかなと思った。延長後半で時間がなかったしゴールのことばかりを考えていた。シュートのタッチが弱かったが、入って良かった」
――2回戦に向けて
「総理大臣杯に出るためにはあと2回勝たないと可能性すらない。今日勝てたのは良かったが反省点は多くある。中3日で時間がないが、改善できるところは改善して次もしっかり勝ちたい」