硬式テニス部

DATE:2025.02.22硬式テニス部

優勝にあと少し届かず 悔しさを胸にリベンジを誓う!

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駒大女子硬式テニス部(撮影・大庭瑠晟)
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ショットを打つ稲葉

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ボールを打ち返す白石
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表彰された左から稲葉と白石

2月22日関東学生テニス新進テニス選手権大会決勝が大宮けんぽグラウンドで行われた。決勝に進んでいた稲葉・白石ペアだったが、明大ペア勝利をおさめることができず準優勝で今大会を終えた。結果と戦評は以下の通り。

◆女子ダブルス決勝
●稲葉梨莉・白石真里名 1(2-6,6-4,10-6)2 ○長谷川晴佳・藤永萌花

◆戦評

ついに優勝まであと一つなった稲葉・白石ペア。決勝の相手は今大会のシングルスで優勝を果たした長谷川・藤永の明大ペアとの対戦。準決勝の勢いそのままに第1セットの序盤から稲葉のボレーが炸裂するなど、攻めの姿勢でポイントを奪っていく。第4ゲームまでを終えて、2-2とお互いの良さが発揮される締まったゲーム展開になるが第5ゲームから相手のショットがそれまでよりも正確に決まり出し、苦しいラリー戦が続いていく。稲葉・白石ペアも粘りながらボールに喰らいつき力強いストロークなどで対抗するも相手の正確なショットに翻弄され第5ゲームから4ゲーム連続で落としてしまい第1セットを奪われてしまう。何とか取り返したい第2セットは第2ゲームと第3ゲームをこれまで好調だった稲葉がサーブミスなどをしてしまい苦しい流れが続き連続でゲームポイントを落としてしまう。それでもそこから稲葉の強烈なショットや白石の力強いストロークが次第に決まりだし3ゲーム連続でゲームカウントを奪い調子を上げていく。第7ゲームと8ゲームは落としてしまうが、第9,10ゲーム目を正確なショットで相手を翻弄し優勝の行方はタイブレークまでもつれることになる。勝負のタイブレークはいきなり5ポイント連続で奪い、試合を有利に進めていくが、相手も簡単には終わらず6-2とリードしていたスコアがそこから脅威の粘りを見せられ、まさかの8ポイント連続で奪われてしまい6-10で悲願の優勝とはならなかった。

◆インタビュー

◆稲葉梨莉(英3)・白石真里名(営2

ーー準優勝という結果に対しての素直な思いは
稲葉「シードといっても5〜8シードではあったのでどうだろうなという感じではあった。5試合を通して初戦が特にキツくて、そこからは気づいたら決勝という感覚だった。たまたまミスってくれたりとか、正直ラッキーな部分で、ちょっとこれたなっていう部分も少なからず感じている」
白石「率直に嬉しい気持ちであるが、最後の決勝が勝てる試合だったので、悔しい気持ちもあるが決勝まで来れたっていうのはとても良かったと思っている」
ーープレーを振り返って
稲葉
「そんなに緊張しないで、できたがやっぱり相手が何か仕掛けてくるときに自分たちがどう対応するかという、その対応の部分があまりできてなかったというのを率直に感じた。大事な時に自分たちのやれることをできなかったのが相手と比べてちょっと弱かったように感じた」
白石「全然調子が良くなく、りりさんの足を引っ張ってしまった。そのせいで自分が集中的に狙われることが多く、あまりいいポイントもなく、自分的には満足いくプレーはできなかった。それでもりりさんに支えてもらい、盛り上げてもらったことで、なんとかファイナルセットにいけたと思っている」
ーー今大会で感じた収穫と課題はあるか
稲葉「1番上の学年として、下級生と組む時にどれだけ自分が引っ張っていけるかっていうのが結構試された試合が多かったと感じる今大会だった。3年生になって、あまりダブルスでいい結果を出すことが出来ないでいた中で、試行錯誤しながら、どうやったら後輩と組む時に自分が先輩として盛り上げれるか、引っ張ることができるのかを考えていった結果が今大会はいい方向へと進んだと感じている。これからもこれらを継続してやっていこうと思う」
白石「決勝までの5試合を勝ちぬいたが体力的にも精神的にも辛いと実感した大会だった。今後勝ち進む時には、しっかりと体力面と精神面の両方をしっかりと保って、全力でできるプレーをしていきたいと思う」
ーーラストイヤーだが個人そしてチームとしてどんな成績を残していきたいか
稲葉「やるからには日本一を目指したいと思っている。個人の成績で、自分の日本一を目指しながら、チームの先頭に立って、引っ張っていき、後輩たちみんなで強くなっていきたい。まずは自分が先輩としての意地とか、背中を見せて、それによって後輩たちがついていければいいなと思っている」
ーー3年生としてどんな1年にしたいか
白石「引っ張ってくれる4年生にしっかりついていき、プラスして4年生の人数か少ないので、自分たちもしっかり後輩の面倒を見て、後輩を引っ張っていけるようにしていきたい」

ーー次の春関に向けて
稲葉「まず個人ではベスト16には最低でも入りたいと思っている。ダブルスは次こそは優勝できるように頑張りたい。シングルスとダブルスどちらでもこの大会で課題はたくさんあったのでやるべきことをしっかりとやって春関に向けてまた練習をしっかりとやっていきインカレに出場したい」
白石「この決勝での悔しさを胸に今よりももっと練習して春関でもしっかりと結果を残してインカレに繋げられるように頑張りたい」

執筆者:大庭瑠晟

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