硬式テニス部

DATE:2025.02.21硬式テニス部

新進テニス決勝進出 稲葉・白石ペアの止まらない快進撃!

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ボールを打ち返す稲葉(撮影・大庭瑠晟)
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左から相談する白石と稲葉

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サーブを打つ白石
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決勝に駒を進めた左から稲葉と白石

2月21日関東学生テニス新進テニス選手権大会準決勝が大宮けんぽグラウンドで行われた。稲葉・白石ペアが見事決勝に進出を果たした。結果と戦評は以下の通りである。

◆女子ダブルス2回戦
○稲葉梨莉 ・白石真里名 2(6-3,6-1)0 ●井口紬・小副川莉桜(亜大)

◆女子ダブルス準々決勝
○稲葉梨莉 ・白石真里名 2(6-4,6-2)0 ●冨田夕夏・義基慧(青学大)

◆女子ダブルス準決勝
○稲葉梨莉 ・白石真里名 2(6-1,6-2)0 ●贄田佳穂・夜野光莉(法大)

◆戦評

3 回戦は青学大ペアとの対戦となる。稲葉・白石ペアは序盤から攻め相手のミスを誘い圧倒していく。中盤は、ラリーが続くが集中力を、切らすことなく粘りのプレーでポイントを奪っていく。第1セットを危なげなく先取する。第2セットは最初の2ゲームを連続で落としてしまうも稲葉の強烈なレシーブが決まり、6ゲーム連続で奪い、6-2で勝利した。
準決勝の相手は法大ペア。前の試合の勢いそのままに相手を圧倒していく。第1セットの1ゲーム目から稲葉の強烈なボレーと力強いストロークでポイントを重ねていく。第2ゲーム目ではサービスエースを複数決めるなど序盤から試合を有利に進めていく。その勢いに乗せられて白石も徐々にストロークが決まり出していく。第1セットを圧倒すると、第2セットも相手に一度も主導権を握らすことなく決勝へと駒を進めた。

◆インタビュー

◆稲葉梨莉(英3)・白石真里名(営2)ペア

ーー今日の調子は
稲葉「試合ができなくて、正直どうなるかなと思ったが、最初の試合が6-3、5-1であと1ゲーム取れば終わりだったので、そんなに緊張せずに試合に挑めた。その後はその流れに乗って、自分もやるべきことををやったことで全てがすごくうまくいった」
白石「個人的にちょっと疲労が溜まっているのと、精神的にも試合が続いていて辛い部分もあった。それらの影響で体があまり動かなく、調子もあまり良くなかったが、梨莉さんに支えてもらってなんとか勝ち切ることができた」
ーー変則的な日程ではあったがどのような調整を行なったか
稲葉「調整と言っても、真里名はシングルスがあったのでテニスができてる状態で良かったと思う。逆に私の場合は指定された時間で集合したとしても、2時間以上待ったりというのもあったりしたが、周りに部員とかもいたので、そんな緊張せず、待ってる時間は会話したりとかご飯食べたりして、基本的にはリラックスした状態で待つことができたので調整には問題はなかった。なので、どれだけ自分が緊張しないで試合で入れるかっていう準備だけをしてた」
白石「1日に3試合やることが初めてだったので、ちょっと体力的に不安ではあったが、絶対にやりきるっていう気持ちを最初から持って試合に入ったのでなんとか耐えることができた」
ーー大会が始まるまでに取り組んできたことは
稲葉「この大会が始まるまでの期間は、大体普段よりも練習試合や対抗戦を多く入れて、実践感覚を養っていた。本番の試合の相手は部員ではないので、さまざまなボールを打って、試合を多く組んだりして、たくさんのボールに慣れていった。ダブルスはお互いのことを知らないと上手くできないと思っているので、練習からダブルスの練習を多めにやったりとか、疑問のある点はお互いに相談したりとかして、試合までは取り組んでいた」
白石「自分はあまりダブルス自体が得意じゃないので、梨莉さんといっぱい組んで練習して、息を合わせたり、コースを狙ったりして、1日も一緒に練習しないという日はなかった。それが良い方向に進んでいると感じている」
ーー稲葉選手はこれまで多くの先輩方にダブルスで引っ張ってもらっていたのが今年から引っ張る側になったと思うがそこに関してはどのように捉えているのか
稲葉
「今までは、1年生の頃から先輩に引っ張ってもらって、おんぶに抱っこみたいな感じだった。今まで引っ張ってもらった分、これからは最高学年として自分が引っ張るっていう立場は分かっているが、何をしたらいいかっていうことなどの正解があまり見えない感じではあり、正直プレッシャーというのは少なからずある。それでも先輩たちが何をやってきてくれたのか思い返してみると、先輩たちは何事にも全力で取り組んできたし、部員一人一人のことを色々考えながらやっていたことを近くで見できたからこそ、私自身も自分のやるべきことをやりつつ、チームのみんなとどうやったら勝てるかっていうのを考えながら、最高学年として引っ張っていきたいと考えている」
ーー白石選手から見る稲葉選手の姿は
白石
「私はあまりダブルスで先輩と組んだことがなく、少し緊張もあったが、引っ張ってくれる姿や、自分が落ち込んでも盛り上げてくれることにすごく助けられている。プレーはもちろんメンタルにおいても支えてくれるのは本当に心強く、そのおかげで安心してテニスができている」
ーー決勝に向けて
稲葉
「やるからにはあと1つなんで、優勝を目指している。優勝するには、自分1人の力では勝てないと思っている。それこそダブルスは2人でやるので、真里名と一緒に2人で優勝目指して頑張っていきたい」
白石「明日の決勝は少し緊張はするが、梨莉さんと応援の力を借りて、全力で悔いなく終われるように頑張りたい」

執筆者:大庭瑠晟

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