大阪インカレ ~絆をつないだ選手たち~
第93回全日本大学卓球選手権大会・団体の部(インカレ)が7月4日から7日にかけて大浜だいしんアリーナにて行われ、5位という好成績を残した駒大。今回の大阪インカレに出場した選手たち、長﨑監督のインタビューは以下の通り。
◇奥住 祐太(経4)主将
――今大会のチームの雰囲気は
「雰囲気はとても良かった。前回大会でベスト8に入ったからといって誰一人として受け身になる選手はいなかった。木村は関東学生選手権でベスト8に入ったり、管や他の選手も仕上がりが良く、自信を持って大会に臨むことができた。移動や食事など試合以外の場面でもマネージャー含め、全員で良い雰囲気を作ることができたのではないかと思います」
――今大会を振り返って
「とにかく悔しい。昨年のベスト8は嬉しい結果だったが、今年のベスト8は悔しい結果。今の駒大なら中大にも勝てると思っていたし、試合の内容も紙一重であり表彰台がはっきりと見えた、なのに負けてしまい悔しい。この経験からさらに強くなって、秋季リーグ戦では1部Aクラス入りを目指して頑張ります!」
◇白山 遼(経4)副主将
――今大会のコンディションは
「関東学生が終わってすぐだったため、大会で見つけた課題を微調整して臨んだ。コンディションは悪くなかったと思う」
――中京学大・早尻選手への勝利について
「大会3日目・決勝トーナメント初戦の1番手ということで、チームとしてもここはモノにしたかったので耐えて勝つことができて良かった。今までやったことの無い球質の選手で非常にやりづらかったが、冷静に最後まで戦えたと思う。どんな相手にも冷静に、そして合わせられる選手になりたいと感じた試合でした」
――今大会を振り返って
「我々はベスト4を目指してきて、チャンスはあったものの掴み取れず悔しい結果となった。そして今回は自分のためではなく、大会に行きたくても行けなかったチームメイトのために頑張ろうと思って大会に臨みました。しかしこのような結果となってしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。来年は新チームになりますが、後輩たちがやってくれると信じている。ベスト4を目指して頑張ってほしいと思います」
◇木村 飛翔(商4)
――今大会のコンディションは
「先週まで関東学生があって良い成績を出せていたため、とても良いコンディションで大会に臨めたと思う。関東学生が終わってからほとんど休む暇がなかったため、ストレッチを多めにしたり、夏バテしないようになるべく沢山食べるといった工夫もした」
――中大・青山選手への勝利について
「昨年の秋季リーグでも対戦しており、その時もギリギリでの勝利だったため、今回も競り合いになるだろうと思っていた。隣で試合をしていた加藤が負けてしまい、『チームが勝つために自分が勝たないといけない』といった意識が自分のなかでより一層強くなった。そのためゲームカウント2-2の第5ゲーム、3-6で負けていたが逆転することができたと思う。最後10-6から逆転されそうだったが、何とか勝つことができてよかった。また青山君は関東学生でベスト8入りしていて、今大会の準決勝で愛工大の谷垣選手にも勝っていたため、そのような強い選手に勝てたということは自信にもなりました」
――今大会を振り返って
「2年連続のベスト8という結果は嬉しいが、チーム目標であったベスト4に入ることができなかった部分はとても悔しい。奥住キャプテンのくじ運がよくて今回は特にチャンスがあったのに、掴み取ることができませんでした。しかしこれが今の卓球部の実力だと思うので、もう一度足りない部分を修正し、最後の団体戦である秋リーグでは目標である1部Aクラス入りを目指したいと思います」
◇加藤 渉(経3)
――今大会のコンディションは
「1週間前の関東学生でも自分の実力を発揮できずに初戦で負けてしまい、試合に出るかも分からない状態だった。自分的には1年生の岡崎を起用すると思っていたが、長﨑監督から『試合出るから準備しておいて』とお聞きしたのでそこから頑張って練習し、調子を上げていきました」
――今大会を振り返って
「予選リーグをしっかり勝ち上がり、もしかしたらベスト4が狙えるんじゃないかというトーナメントの山に入って、準々決勝の中央大戦という大事な試合の1番に出させてもらった。しかし自分のプレーが出せず、試合に負けてしまって本当に申し訳ないと思っています。4年生の白山さん木村さん達がいる間にベスト4に入りたいなと思っていた。来年戦力的に厳しい部分もあるとは思いますが、ベスト4を目指します」
◇管 琉乃介(経2)
――今大会のコンディションは
「コンディションはかなり良かった。関東学生からインカレまでの調整期間が短い中で自分のプレーが出せてすごく自信になりました」
――中京学院大の佐藤選手への勝利について
「1ゲーム目なかなかエンジンがかからず相手のペースで試合をしてしまったが、2ゲーム目から相手の球にも慣れて自分のプレーが出せたと思います。フルゲームと接戦になりましたがしっかり勝ってチームも勝利できたので良かったです」
――今大会を振り返って
「今大会はチームでベスト4と目標を掲げて挑んだ大会だった。ベスト8で終わってしまい、自分自身も全勝したが最後に負けてしまいとても悔しい。インカレまでのチームとしての取り組みはとても良かったと思う。今大会で出たチームの課題、個人の課題を克服してまた来年リベンジしたいと思います。応援ありがとうございました」
◇岡崎 将大(現1)
――今大会のコンディションは
「今大会は1回だけの出場だったが、いつ、誰が出れなくなるかわからないため、いつでも試合出れるような準備をしました」
――今大会を振り返って
「インカレを振り返って、やっぱり関東と全国とでは雰囲気がまた違うと思った。すごく緊張したけれど、試合に勝ててよかったです」
◇長﨑 隆志監督(43)
――今大会を振り返って
「表彰台は改めて目指したいステージだと感じた。試合の内容については、初戦から管の出来が良く、管の勢いにチームが乗っていったような雰囲気はあったと思う。加藤と岡崎は貴重な経験になったはずなので、これを秋リーグや来年に活かして欲しい。木村白山については、最後のリーグ戦、完全燃焼しよう!と言う感じです」
――秋季リーグ戦に向けて夏にやるべきことは
「リーグ戦に出る選手のこれからやるべきことは、それほど複雑なものではないと思っている。具体的には2つ。1つは、台上レシーブを無理やりストップするのではなく、長いレシーブでどうやって相手の強打を浴びずにラリーに持っていくかということ。もう1つは、決定機のチャンスを確実に点に繋げること。良い展開で一発で仕留めるのか、2発で仕留めるのか、決定機の得点率が上がれば流れに乗れるので」
――引退が迫る4年生に向けて
「『あれっ?もう引退が迫っているな』と感じている。おそらく4年生も感じているが、ついこの前に尾中世代から代交代したばかりだという感覚がある。正直に言えばあと半年欲しい、、(笑)毎年のことだが4年生が引退することはとても淋しいことなので、一瞬一瞬を大切にして良い思い出になるようコミュニケーションをとっていきたいと思う」