バスケットボール部

DATE:2023.08.19バスケットボール部

【紙面連動企画】スタメン常連対談"どこにも負けたくない"

男子バスケットボール部は、昨年度の関東大学秋季リーグ戦で、2部リーグ4位となり、1部・2部入れ替え戦に臨んだ。結果は6点差で惜しくも敗戦。1部昇格とはならなかったが、確かな手ごたえをつかみ、今年度「1部リーグ昇格。インカレで1勝」を目標に練習に励む。今回は、スターティングメンバー常連である大矢隼(経4)、石山威月(G4)、田中晴瑛(営3)、齊藤雄都(市3)に昨年度の振り返りやお互いの関係性、現在のチーム状況などについて聞いた。(聞き手:坂元采夏)
※コマスポ108号に掲載するため、取材は6月中旬に行われました。

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外からのシュートを強みに戦う大矢(撮影:すべて中西真雪)
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留学生選手を相手にすることが多い石山
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今年はU-21日本代表として、世界での経験を積んだ田中
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強気のドライブが持ち味の齊藤

――昨年度の秋季リーグを振り返って印象に残っている試合は
大矢「東洋大戦が印象に残っている。1巡目でボコボコにされて、2巡目で当たるとなった時に勝たないと入れ替え戦に行けないという状況だったので、絶対に勝ちたいという気持ちと対策がはまってギリギリ勝てた。とてもうれしかった」
齊藤「山梨学院大戦が印象に残っている。チーム一丸となって、エナジーを出していい試合ができた。1巡目の良い締めくくりができた」
石山「留学生がいる大学との試合は印象に残っている。留学生に付かなければいけなかったし、そういう試合に限って1番出場時間が長かったから印象に残っている」
田中「2巡目の東洋大戦が一番印象に残っている。1巡目負けて、2巡目はみんな気合が入っていた。勝った後の熱量が1番大きかったのが東洋大戦だった」

――現在のチームの状態は
田中「新人戦があって1、2年生がレベルアップしている。3、4年生もこれから合流してリーグ戦に向かって頑張っていこうとしている」

――今のチームの課題
大矢「選手層が課題」
齊藤「モチベーションのアップダウンが激しい」
田中「プレーの質があまり高くないことが課題。オフェンス1つとっても、ディフェンス1つとっても、そこの質を高めることが自分たちの課題。また、駒大は誰が出ても変わらないチームを目指している中で、昨年度のリーグ戦はすごい偏りが出てしまったため、どんどん底上げしてプレータイムをシェアできることを目指していくことが自分たちの課題だと思う」

――4年生である大矢と石山は最後の大会となるがどのような試合にしたいか
大矢「4年間で最後の大会ということで、自分の集大成をいろんな人に見てもらいたいし、悔いなく全部出し切って終わりたい」
石山「学生生活最後の大会となるので、しっかりと最後まで全力で頑張っていきたい。大矢とは高校から一緒なので、最後まで一緒にプレーしていきたい」

――大矢と石山は高校(新潟商業高校)から長い間一緒にプレーしてきているが、お互いにとってどういう存在か
大矢「相棒かなと思っている。威月がどう思っているかわからないが...」
石山「大矢は試合の面では頼りになる存在。結構阿吽の呼吸だと思っている」

――齋藤と田中は昨年度のリーグ戦も出場していたが、何か得たものはあるか。また、今年度でどのように活かしていきたいか
齊藤「試合がたくさんあるため、その集中力をずっと継続させていくというのを昨年度できなかった。それを改善して、今年度は何があっても勝っていきたいと思う」
田中「去年は2年生という立場もあって、プレータイムを多くもらっているけど、チームを勝たさなければいけないというよりかは、先輩に頼っていたというところもあった。今年度は3年になって学年も1つ上がったため、チームを勝たせなければいけないという責任感がより強くなった。それを全面に出して、チームを勝たせていきたい」

――新人戦を見に来ていたが、試合を見てどのように感じたか
大矢「1、2年生はよくなったと思う。リーグ戦に絡んでくるまで成長した選手もいるため、練習に合流していくのが楽しみ。1、2年も加わり、チームがパワーアップしていけたらいいなと思う」
齊藤「短期間で成長し、リーグ戦に関わってくると思うため、自分たちも危機感をもって、負けないように向上し合っていけたらいい」
石山「同じポジションであるオポジットの選手を見てしまうが、古島輝(経2)や梅野航希(経1)が新人戦を通して成長していて、リーグ戦にも絶対絡まなければいけない。小山正平(営4)がけがしているので、その分しっかりと古島などのオポジットが底上げして試合に絡めることに期待している」
田中「1、2年生は元々ポテンシャルが高い選手が多くて、荒い部分やプレーが雑な場面があったりして、それが新人戦を通して凄い良くなった。質も上がってきため、3、4年生に交じって1、2年生がどれだけやれるかチャレンジして、リーグ戦のメンバーに入ってもらうために頑張ってもらえたらと思う」

――秋季リーグで期待している選手は
大矢「石山選手に期待している。チームにいなくてはいけない存在だと思っている。留学生とか対峙することが多い。期待しているよ威月」
石山「ありがとう」
齊藤「末永昂士選手(法4)に期待している。一瞬の爆発力が誰よりもあるし、一瞬で流れを変えられるため注目している」
石山「自分はここにいる隼、雄都、晴瑛に期待している。昨年度の試合でもこの3人が一番プレーの中で要だった。点取りやチームをまとめるのがこの3人だと思う。そこに自分がしっかりと合わせて、3人が気持ちくプレーできるようにしっかり頑張っていきたい。田中「星健太郎(営3)に頑張ってもらいたいと思う。プレーのタイムもそこまで長くなく、プレーも目立つようなタイプの選手ではないが、リバウンドやローションスリーポイントなどの泥臭い部分を彼は頑張ってくれるため、リーグ戦で期待している」


――負けたくない大学は
大矢「どこにも負けたくないが、特に上武大には負けたくない。東洋大にも負けたくない」
齊藤「東洋大には負けたくない。去年の順位決定戦に行くために東洋大に勝って、東洋大も"やり返すぞ"と思っていると思うため、それに負けずに勝ちたい」
石山「法政大と明星大に負けたくない。法政大は自分たちと同じ日本人チームで身長は負けているが、(プレーは)負けたくないというプライドがある。明星大は同じ高校の同期がいるため、単純にその同期には負けたくない」
田中「日本人チームには負けたくない。自分たちも留学生なしの日本人チームで、サイズもない中戦ってきているため負けたくない。全力で戦い潰しに行きたい。

――秋季リーグまでの残りの期間どのような練習をしていくか。何ができるようになりたいか
大矢「副キャプテンとして、練習の質とかを気にしなければならない。モチベーションや雰囲気作りというのは4年生の役割なのかなと思う。このようなところを意識して練習していきたい」
齊藤「個人的には、ミドルシュートやスリーポイントシュートを正確に決め、チームを勝たせたい」
石山「今から新しいことはできないため、今まで磨いてきたことをレベルアップできるように練習していきたい。この3人に合わせて動くことを意識しているので、リーグ戦で活かせるように練習中から頑張っていきたい」
田中「自分はポイントガードなので、ゲームメイクしていく中で選手とのコミュニケーションをすごく大切にしていて、その中でプレーのすれ違いがまだまだある。リーグ戦までの期間でどれだけ直せるかがリーグ戦での完成度につながると思うため、そこを徹底してやっていきたい」

――オフの日に何をしているか
大矢「飲みに行く」
齊藤「飲みに行ったり、服を買いに行ったりする」
石山「ずっと家で過ごす」
田中「ケアをする」

――試合前のルーティンは
大矢「朝ごはんにお団子を食べて、レッドブル―を飲む。試合前にOS1を飲んで、テーピングを巻いて試合に出ることがルーティン」
齊藤「清水一樹(法4)と登校して、テーピングして、トレーナーさんにマッサージをしてもらう」
石山「大矢と一緒に試合会場に行く。コンビニでおにぎりを2つ買って、鳥五目のおにぎりを1つ食べる」
田中「高校時代から朝ごはんにたらこパスタを食べることがルーティン」

――秋季リーグのチームの目標は
大矢「リーグ戦優勝。インカレ出場&1部昇格。インカレ1勝」

――秋季リーグの個人の目標は
大矢「スリーポイントランキング1位」
齊藤「毎試合たくさん点を取って、ランキング上位に行きたい」
石山「昨年度(チーム内で)出場時間が1番多かったため、今年度も継続したい」
田中「チームが勝つことが第一なので、自分のプレーでチームが勝てるようにしたい」

★なお、今年度の初戦は8月26日13時から東洋大学総合スポーツセンターで明星大との一戦となる。

執筆者:中西真雪

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