駒大の初戦はスリーポイントが光り、快勝！

第71回関東大学バスケットボール選手権大会の第3回戦 対横市大戦 が5月2日に大田区総合体育館で行われた。結果は以下の通り。

3回戦からの登場となった駒大。

第1Qは松本アイクバリー（法4）が幸先の良いシュートを決めスタート。序盤から松本や大矢隼（経3）のスリーポイントシュートを多数沈め、外角からのシュートを中心に点数を稼ぐ。第2Qは、シュートがなかなか決まらず、我慢の時間帯もあった。清水一樹（政3）のスリーポイントシュートから悪い流れを断ち切った後は、切り替えて順調に点を稼いだ。第3Qはエンドラインからのボール出しに対して田中晴瑛（営2）らが声を出しながら厳しいDF。ボールへの強い執着が見られた。第4Qは斉藤綸太郎（経2）のスリーポイントシュートから流れを引き寄せると、そのまま危なげなく勝利を収めた。

◆【主将】高橋世紀

――今日の試合を振り返って良かった点は
「良かった点はみんなのシュートが入っていたところと、入りの部分でディフェンスがプレッシャーをかけることが出来た。ディフェンスは最初は良かった」

――今日の試合を振り返って反省点は
「第2Qから相手のシュートが入りだして、その時に止められなかった。またどのピリオドでもファールの数が多かった」

――次戦 拓大戦の目標は
「明日のために今までやってきた。まず勝つ。自分たちらしいバスケが出せれば」

――自分たちらしいバスケとは
「全員で攻めて、全員で守る。ベンチから誰が出ても変わらない。スタートの時のメンバーと（実力が）ほとんど変わらない。みんなで、全員で戦っていけるバスケ」

◆【学生コーチ】松本大地

――今大会のチームの目標は
「1部リーグのチームを倒すというのが元々あった。リーグ戦では勝ち上がらない限り、1部リーグのチームとは対戦できないが、トーナメント戦では戦える。昨年度（の選手権大会）、 中大に大敗してしまった。そのような経験もあって、今年度はベスト16のシード権を無くしてしまった。そこをもう一度取り返して、ベスト8に入るというのが目標

――今回の試合を振り返って良かった点は
「さっきキャプテン（高橋）は『ディフェンスが出来ていない人もいた』と言っていたが、全体的に駒大同士でやっている時よりも相手の背が小さかったり、つきにくかったりというのがあったと思うが、全員よくやってくれていたと思う。最初、相手に合わせてしまい、入りが重くなるかと思ったが、そういう意味ではスタートのメンバーがしっかり引っ張っていってくれて第1Qが39-6で終われたのが良かった」

――スリーポイントシュートがよく決まっていたように感じたが、特に力を入れているのか
「スリーポイントはシューティングなどの自主錬という形で多くやっているとは思う。最近スリーポイントがどれだけ入るかが鍵になっている。スリーポイントの確率が20%いかない試合があって、そういう試合は絶対に負けている。その中で35%の確率で決めていくというのを目標に練習していたので、今回大幅に更新できたので良かったと思う」

――今回の試合を振り返って反省点は
「駒大の方がサイズがある中で、中のインサイドのプレーがもう少し欲しかった。外に固執してしまった時間、それこそ最初の方は（外からの）シュートが入っていた。その時間帯はそれでいいが、（外からのシュートが）入らない時間というのも絶対に出てくる。最初の確率40%を超えていたスリーポイントではなく、（外からの）シュートが『あ、入ってないな』となったら、インサイドにボールを入れるという切り替えが出来ていなかったところが明日のためにも反省していかなければいけない」

――選手交代が多い印象を受けたが、どういった基準で決めているのか
「ほんとうに誰が出ても変わらないというのが目標で、全員信頼して選んでいる。40人近くいる中で15人選ばれているので、やっぱり信頼されているメンバーではある。スタートのメンバーなども決めているが、『誰が出ても同じようにやってくれ』という意味で色々な人を使って、色々な人を混ぜてやるという風にやっている」

次は、5月3日に行われる拓大戦に臨む。

（執筆者：中西真雪 ）