
粘りの戦いを見せるも、大差の敗戦


関東アメリカンフットボール 春季オープン戦 早稲田大学戦が6月1日に早稲田大学東伏見アメリカンフットボール場にて行われた。
結果と戦評は以下の通り。
●駒大 BLUE TIDE 14-31 早大 BIG BEARS〇 | |
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第1Q | 0-3 |
第2Q | 0-7 |
第3Q | 7-14 |
第4Q | 7-7 |
第1Q、お互いのディフェンスが阻み、なかなか前にボールを進めきることができない展開が続く。残り3分、早大がフィールドゴールで3点先取。取り返したい駒大は#27 松尾が果敢に攻め込むも、パスミスが続き、点差を縮めることができない。
第2Q、#24 鷺澤が相手をタックルする活躍を見せるも、残り8分、早大がタッチダウンとキックを獲得。#11 安藤、#0 飯野が積極的に仕掛けるも得点には繋がらず、前半戦を折り返す。
第3Q、残り5分、早大にタッチダウンを成功され、更に点差が広がる。残り4分、#0 飯野が相手のディフェンスを抜けて、ランプレーする活躍を皮切りに駒大が流れを掴む。続けて#88 上林、#3 三宅がボールを確実に進め、#0 飯野がタッチダウンに成功。#88 上林がキックを成功させ7点を獲得するも、残り30秒、早大にタッチダウンとキックを成功され、またしても点差を広げられる。
最終第4Q、#3 三宅がランプレーする活躍を見せるも、残り5分、早大にタッチダウンとキックを成功される。#80 伊藤のランプレーにより流れを掴んだ駒大は、パスで確実にボールを進め、残り1分、#0 飯野がタッチダウンを獲得。オフェンス・ディフェンス共に奮闘するも、早大が点数を重ねていき、14-31で試合が終了した。
次戦は6月15日に専修大学とアミノバイタルフィールドにて行われる。
インタビュー
◆新倉晴彦 監督
ーー今日の試合を振り返って
「不甲斐ない試合だった」
一一早大と駒大の力の差は何だと感じたか
「覚悟の差に尽きる。試合前の練習からしっかりとやれていたチームだった。その差が出た」
ーー今日の試合を通して、チームの成長や可能性を感じた部分はあったか
「前半と後半でQBを変えたが、後半の2年生のQBが点を取り良いプレーができていて成長を感じた」
一一次戦に向けて
「圧勝できるようにもう1度気を引き締めていく」
◆武良健人 主将
ーー今日の試合を振り返って
「去年の春に早稲田と戦ったことがある。今日はJV戦であり、早稲田のスタメンではないメンバーが中心となり戦う試合であった。去年は最後の方にスタメンを引きずり出して勝てたため、今日も勝ちたいという気持ちが強くあった。駒大のスタートの悪さがチームの課題であるが、その点が完全に出た試合であった」
ーー早大と駒大の力の差は何であったか
「早稲田は日本のトップレベルで戦っているチームであり、試合に対する思いが一段階違った。気持ちの面で差ができてしまったと感じた」
ーー早大戦で得られた収穫や手応えはあったか
「オフェンスでは良い面があったがパスでのプレーが課題であると感じた。次戦までに改善し良いチームを作っていきたい」
ーー次戦に向けて
「専修大は駒大よりも下のリーグで戦っているチームである。今年の目標であるTOP8昇格に繋げるためにも、スタートから圧倒して勝ちたい」
◆井上文汰 副主将
ー今日の試合を振り返って
「JV相手に対して圧倒できなかったのが課題。最初止めることはできたが、TOP8昇格を目標としている中で、その所属チームのJV相手に勝てなかったことが、自分の実力だと感じた。今後はこの点を改善していきたい」
ーー早大と駒大の力の差は何だと感じたか
「JVに対し力の差は感じなかったが、初めから気持ちが負けていた」
ーー早大戦で得られた収穫や手応えはあったか
「技術的な部分や一対一の部分では負けていないと感じたため、そこは自信を持っていきたい。一方で、精神的にはまだまだ未熟な部分が多く、今後はその点を改善していきたい」
ーー次戦に向けて
「次の相手は専修大。強い相手ではあるが2部所属であるため、TOP8昇格を目指している自分たちにとっては、圧倒して勝つというのが目標」