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DATE:2024.04.17その他部活動

【絆vol.3】主将×エース対談

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エース木村飛翔(商4)と主将の奥住祐太(経4)

絆vol.3の今回は駒大スポーツ 109号にて掲載した主将×エース対談の完全版をお届けします。インタビューでは、主将の奥住祐太(経4)とエースの木村飛翔(商4)にお互いの印象からチーム・個人の目標、それぞれのライバルやプライベートなことまでたくさん語っていただきました!

主将×エース対談

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笑顔で取材に応じた奥住と木村(撮影・小川裕貴)

聞き手:若山穂乃佳、伊東俊翔

――お互いの印象は
奥住「とにかく真面目。高校2年生の冬から関わり始めたけど、ずっと真面目だと思っていました」

木村「奥住も真面目。大学1年の頃から既定の練習が終わったあとも残って練習をしていました。3年生になってもコツコツ筋トレをしている。勝てない時期が続いても勝つためにずっと努力をしていることは同期として、ずっと見ています」

木村「いいこと言うでしょ(笑)」

一同笑う


――お互いに直してほしいところは
奥住「思ったことをあまり口に出してくれない。それだけかな。尊敬する部分しかないです」

木村「直してほしいところはないです。期待するところで言えば、前主将の尾中翔英(24年卒)さんが和気あいあいとしたチーム作りをしていた。それに伴って結果もついてきていた。自分たちの代になって良い部分を引き継いで、直すところはみんなで直していけるようにしていきたい。本人も頑張っているので自分もサポートしていけたらいいな」


――チーム目標は
奥住「新チームで最初に迎える大会は春リーグ。そこで1部Aクラス入りを目指して頑張りたい」


――個人的な目標は
木村「大学4年間の目標は関東学生のシングルスでランクに入ることです。ずっとランク決定戦やその前で負けてしまい、今のところはいい結果がない。10月に全日学があったが、昨年のほうがいい結果で悔しい思いをした。4年生ではランク入りを果たしたいです」

奥住「自分はあまり結果にとらわれていません。卓球を続けられていることが奇跡なのかなと思う。卓球を社会人になっても続けるかわからないけど、大学卓球を腐らず楽しめたらいいと思います」

――春リーグまでに強化したい点
奥住「キャプテンとしてチームをまとめる力をつけたいです。長崎隆志(42)監督がおっしゃっていたように、まだチーム色が出ていない。どこに方向性をもっていくかを気にしながらやっていきたい」


――チームをどんな色にいていきたいか
奥住「みんな卓球に対して真面目なので、そこを上手く活かしたい。そうすれば後輩たちもついてくると思います」

木村「最近は試合続きで体がボロボロになることが多い。けが続きなので体のケアはもちろん、4年生になっても結果を出したいので体力や筋力を戻していきたいです」

――偉大な4年生が卒業して意識は変わったか
奥住「頼もしい4年生だったので、引退して自分の無力さに気付きました。自分は引っ張っていくというよりは、人を下から支える存在だと思う。道を外れそうになった人を戻すような存在になれたらいいと思います」

木村「4年生にはそれぞれ個性があって、みんなチームのことをすごく考えてくれていました。自分たちの代になって後輩に強く言うところは言っていかないといけない。奥住キャプテンと白山副キャプテンでは言いづらい部分もあると思います。そこで自分が嫌なことでもしっかりと言って、チームをまとめるために動いていかなければならないと思います」


――期待している下級生
奥住「管琉乃介(経2)は期待以上で、チームに良い影響をもたらしてくれています。加藤渉(経3)、前川祐輝(政3)たちの代はもう少し責任を持ってやってほしいです(笑)」

木村「もうちょっと自立してほしいです(笑)」


――3年生にムードメーカーは
奥住「加藤かな。加藤が言ったことにチームが動かされることが多い」

木村「加藤は影響力が強い分、発言に責任が生まれてきますね」

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試合中にも人柄の良さがあふれる木村


――チーム内にライバルはいるのか
木村「白山遼(経4)が同期で、カットマンとしてずっと一緒にやってきました。白山は1年生の新人戦でベスト4に入っていた。白山は強いというイメージから始まり、ずっとライバル視していました。

2人でけんかをしたり、ダブルス解散の危機になることもありましたが、徐々にお互いのことをわかってきました。アドバイスし合うことや、チームのことを話し合うことが3年生になって出来るようになった。諦めずに向き合い続けて良かったと思います」

奥住「木村や白山が結果を残している。2人に置いて行かれないようにと、ライバル意識を持っています」


――プライベートでも仲は良いのか
奥住「仲良いです。練習が終わった後はマネージャーも含めてご飯を食べに行ったり、映画に行ったりもします」

木村「監督が縦と横のつながりを大切にしていて、レク係というのもあります」



――どんなチームにしていきたいか
奥住「チームワークが取り柄なのでそれを続けたい。学年の色を出してチームに示せたらいいなと思います」

木村「個性豊かで大変なこともあるけれど、みんな卓球が大好きなのでオンオフをしっかりして、やるときはやる。大学で卓球を終える人が多いと思うので悔いのないようにやってほしい。最上級生としてみんなをサポートもしていけたらと思います」

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ラストイヤーとなる2人のタッグに大きな期待がかかる


卓球部はチーム仲が良いだけではなく、大会でも結果を残している。この取材後に行われた第76回東京選手権大会(3月4日~10日、東京体育館)にて木村・白山ペアが男子ダブルス3位に入賞する大活躍を見せた。これからも卓球部の活躍に目が離せない。

執筆者:若山穂乃佳

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