
初戦勝利も第3戦を逆転負けで落とし、勝ち点ならず




令和7年度東都大学野球春季2部リーグ戦の第2週対東農大戦が4月16日と17日、22日にかけて、大田スタジアムと等々力球場で行われた。初戦を逆転勝利で飾った駒大だったが、第2戦と第3戦で敗れ、勝ち点を獲得することはできなかった。
スコアと戦評は以下の通り
第1戦 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
チーム/回 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
東農大 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 |
駒 大 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | × | 5 |
◆戦評
専修大との開幕節で勝ち点を挙げた駒大は、第3戦で完封した仲井慎(法3)が東農大との初戦に先発でマウンドに上がった。仲井は、失策が絡み先制点は許したものの、要所を締める投球を見せる。
先制された直後の3回裏、2つの失策から無死一、三塁の好機をつくると①小林伶斗(政4)が左犠飛を放ち、同点とする。さらに続く②鈴木塁(政3)が右安で好機を広げると、③出村夢太(法4)の右適時打に相手の失策が絡むなど、この回4得点。すぐさま逆転に成功した。
援護をもらった仲井は6回に失点を喫したものの、6回108球2失点の熱投。その後、互いに1点ずつを取り合い2点差となった8回表からは伴場柑太(営1)が登板する。香田誉士史監督が「期待している」と話す1年生右腕が2回を無失点に抑え、5対3で勝利を収めた。
第2戦 | ||||||||||
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チーム/回 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
駒 大 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
東農大 | 4 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | × | 8 |
◆戦評
2連勝し、勝ち点を挙げたい駒大は、開幕節で好投した西村陸努(商4)がマウンドに上がった。西村は、初回に2つの四球と適時打で一挙4点を失う。
先制された直後の2回表、左安と四球で1死一、二塁の好機をつくると⑧武富航佑(市2)が左適時打を放ち、2点を返す。さらに続く⑨渡邊怜斗(法2)が2点本塁打を放ち、同点に追いつく。
試合が振り出しに戻り、先手を取りたいところだが投手陣が粘れず、徐々にリードを許す。追いつきたい打線は6回表に1死二、三塁、9回表に2死満塁となるもあと一本が出ず、4-8で敗戦。勝負の行方は3回戦に持ち込まれた。


第3戦 | ||||||||||
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チーム/回 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
東農大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 3 |
駒 大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 |
◆戦評
球場使用制限により18日(金)から順延した第3戦が、等々力球場で行われた。勝ち点をかけた大事な一戦の先発には、今季好投が光る伴場柑太(営1)が上がった。公式戦初先発となった伴場だが、5回無失点としっかりと試合をつくる。
先制点を奪いたい打線だが、7回まで3安打に抑えられるなど精彩を欠く。8回表、6回から登板した田本聖貴(営3)が2死から四球で走者を出すと、続く打者に右適時二塁打を浴び先制点を許す。
逆転に向けて奮起したい打線は8回裏、②鈴木塁(政3)の安打から1死満塁の好機をつくると、代打の西田翔哉(法3)が中犠飛を放ち同点に追いつく。続く⑥眞邉麗生(法2)の打球は適時内野安打となり、逆転に成功。終盤に打線がつながり、試合をひっくり返した。
9回表、逃げ切りを図り鯉川晴輝(法2)をマウンドに送る。しかし、先頭打者を失策により出塁を許すなどピンチを招くと、①酒井(東農大)に逆転適時二塁打を打たれた。勝利目前で敗れた駒大。貴重な勝ち点獲得とはならなかった。


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