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駒大野球部OG高橋みずきさんによる「よりよい野球のアナウンスを考えるワークショップ」開催!
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2024年6月30日、駒大硬式野球部OGであり、プロ野球・読売ジャイアンツで場内アナウンスを担当している高橋みずきさんによる「よりよい野球のアナウンスを考えるワークショップ」が行われた。当日は、事前に学生から寄せられた質問事項について、参加者同士が自ら考え、「より良い野球のアナウンス」を目指して、意見交換が行われた。また、高橋さんからはプロだからこそ出来るアドバイスや、アナウンスのコツを参加者たちに伝授し、充実したワークショップとなった。今回高橋さんにアナウンスで大切にしていることなどを伺った。
高橋さんは場内アナウンスの仕事で一番重要なことは、円滑な試合運営を心がけることだと話す。そのためには、スムーズなバッターコールや状況に応じた適格な判断、柔軟な対応が必要だ。特に、プロ野球では場内アナウンスが終わるまで、審判はプレーを再開することができない。選手交代の人数や、告知しなければいけないアナウンスなどの状況から最適解を見出すことが非常に重要なのだ。参加者へも、上級者向けとして「状況に応じて柔軟なアナウンスをすること」を伝えた。
また、言葉の正しい読み方は言うまでもなく、正しいイントネーションを意識することも大切なことの一つである。場内アナウンスの役割は、正しい情報を伝えることであり、観客が聞き取りやすく、違和感を感じずに受け入れられることが根底になければならない。正しいイントネーションの大切さについて改めて気づいたのは、プロ野球のアナウンスをするようになってからだという。少しでも上達するために、自分のアナウンスを録音したり、模範となる方のアナウンスを聞いて練習していた。
高橋さんは日頃から選手の移籍情報を常にチェックし、観客からのアナウンスに対する意見などについても情報収集している。アナウンス担当の試合前は選手名のイントネーションや支配下登録情報について入念に確認し、最高のアナウンスができるように準備を欠かさない。試合後はその日の振り返りや選手交代の復習などを行い、次戦でもより良いアナウンスができるように備えている。
プロ野球のアナウンスを目指す人に高橋さんだからこそ伝えられることは、「野球のアナウンスが好きという気持ち」を大切にすることだ。高橋さん自身高校1年生次に初めて野球のアナウンスを行って以来、揺るがない情熱と努力でアナウンス技術を上達させ、道を切り開いていった。
高橋さんのワークショップは、今後も行われる予定のため野球のアナウンスの上達を目指す学生や興味がある学生は1度参加してみてはいかがだろうか。
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