硬式野球部

DATE:2024.05.26硬式野球部

完封負けで春季リーグ戦を終える 

240524 1-1
2番手として登板した仲井
240524 1-2
2回表にチーム初安打を放った柳野

2405254 1-3
7回表に右安を放った平井
24052541-4
8回裏のピンチを抑えた東田

東都大学野球春季1部リーグ対亜大2回戦が5月24日、明治神宮野球場で行われた。

結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

チーム/回123456789
駒大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
亜大 0 1 1 0 0 0 0 0 × 2

◆打者成績
守備位置選手 (学年=出身校)
1 [7] 渡邉旭 (3年=仙台育英) 4 1 0
2 [4] 永野 (1年=日大三島) 2 0 0
H→[4] 小林 (3年=豊川) 1 0 0
3 [D] 出村 (3年=星稜) 3 0 0
H 眞邊麗 (1年=東邦) 1 0 0
4 [3] 柳野 (4年=大阪桐蔭) 3 1 0
5 [5] 平井 (4年=日本航空) 2 1 0
R→[5] 工藤 (4年=弘前南) 0 0 0
6 [6] 角田 (4年=昌平) 2 0 0
H 倉重 (2年=福工大城東) 1 0 0
[6] 水畑 (2年=岡山理大附) 0 0 0
7 [9] 網治 (2年=筑陽学園) 2 0 0
H→[9] 増見 (2年=熊本工業) 1 0 0
8 [2] 渡邊怜 (1年=相洋) 1 0 0
H 三方 (4年=創志学園) 1 0 0
[2] 服部 (3年=三重) 1 0 0
9 [8] 知花 (1年=沖縄尚学) 2 0 0
H→[8] 西田 (2年=享栄高校) 1 0 0

◆投手成績
投手 (学年=出身校)被安自責
●髙井 (4年=広島商業) 3 18 6 2
仲井 (2年=下関国際) 4 13 2 0
中山 (4年=筑陽学園) 1/3 3 0 0
東田 (4年=西脇工業) 2/3 2 0 0

先発の髙井駿丞(経4)は2回裏は2死満塁のピンチで中適時打で先制点を許すも、中堅手知花慎之助(法1)の好送球により追加点を許さないが、3回裏にも追加点を許し2点リードされる。打線は好投手齊藤(亜大)を前に12奪三振を奪われ完封負け。春季リーグ戦を3勝8敗で終え、29日の国学大の試合結果次第で入替戦の行方が決まる形となった。

◆戦評

1部残留するためには負けられない亜大2回戦。相手先発の齊藤(亜大)には1回戦にて得点を奪えなかったため、なんとしてでも打ち崩したいところだ。

初回の攻撃は3者連続三振を喫してしまうが、2回表先頭の④柳野友哉(社4)が中安で出塁。⑤平井友弥(政4)が犠打でチャンスを広げるも後続が続かず得点を奪えない。

2回裏、先発髙井は先頭に二塁打を許す。⑧田島(亜大)を三振に抑えるものの、左安、三振、四球で2死満塁のピンチを作る。③的場(亜大)に中適時打を許し、先制を許す。2点目を狙った走者を中堅手知花が好送球で刺し、追加点を与えない。

3回裏、1死から四球を許す。⑥廣瀬(亜大)の打席間にボークで走者を進められる。廣瀬を三振に抑えるも、⑦山里(亜大)に中適時三塁打を許し追加点を許す。

8回裏、3番手でマウンドに上がった中山颯太(地4)が2者連続死球で無死一、二塁のピンチを作る。⑦山里を三振に抑えたところで、東田健臣(商4)に投手交代。⑧田島に犠打を決められ2死二、三塁にピンチを広げるも、⑨伊藤健(亜大)を投ゴロに抑えピンチを凌ぐ。

援護したい打線は走者を出すものの、後続が続かず計12奪三振を奪われ完封負け。3勝8敗勝ち点1で春季リーグ戦を終え、29日の国学大対日大の3回戦の結果次第で入替戦の行方が決まる形となった。

◆インタビュー

◆香田誉士史監督

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インタビューに答える香田監督

――2失点だったが今日はどういう勝負だったか
「違う試合の展開であれば、髙井駿丞(経4)は2失点の中で粘って後半まで行ったかもしれないが、どうしても齊藤(亜大)君の出来も良かった。1点取れるかどうかという、1点2点の勝負となったときに、そこの中で変えるというか、交代するしかなかった。そして、何よりも齊藤君から結局点を取れなかったというところ。そこで、ランナーを出してもう少し苦しめてということでやりたかったが、まだまだ力不足だった」

――勝ち点1でシーズンを終えたが、監督が振り返って収穫あるいは課題などはあったか
「勝ち点を取ったという経験は、私もそうだが、選手達も1部というところでの勝ち点はなかったということで、悔しい部分だらけだが、相手チームのことも一つずつ掴めて、自分たちとしては、弱さや強みなどいろいろなところを感じられたリーグ戦だった」

――監督自身母校のユニフォームを着て、神宮で戦うという新しいことばかりだと言っていたが、ご自身を振り返ってどのような心境か
「来たばっかりと言えば来たばっかりで、OBとしてここでやるのを常にやってきており『常に優勝争いをするぞ』というなかで育ってきて、今回秋に返り咲いたチームを率いた部分ではいろいろと個人的にももどかしいところと自分を含めての力のなさというか、やはり何もないところからスタートしていくので、毎日が初の体験で、初めて見るものというなかで、指揮を執らせてもらっている。反省はいろいろあるが、これは必ず倍にしてでも3倍にしてでも返していくためのバネとして、悔しい限りなので、そういうものをエネルギーに必ずしていく。既にそのようになってきているが、まだまだ続くと思っているので、そこの覚悟は出来ている」

◆柳野友哉(社4)

240524 1-6
インタビューに答える柳野

ーーリーグ戦を戦ってきて、今どういう気持ちか
「新しい監督になって、初めてのリーグ戦だったので、絶対に勝ちたいとか、強い思いはあったが、これが今の自分たちの力だと思うので、それをしっかり受け止めて、また次に向けて今日からやっていくしかないと思っている」

ーー駒大がまだ足りていない思うところは
「その試合ごとではあるが、ピッチャーであれば抑えられなかった試合もあるし、そこでバッターが打てなかった試合もある。そこを少なくというか、助け合って、もっと噛み合っていけばいい試合を続けることができると思っている。そこはもう練習していくしかないと思う。そういう風にやっていきたい」

ーー思うように勝ち越しを挙げられないなかで、声かけを含め、キャプテンはどういう風にチームを統一してきたか
「勝ち点は取れていなかったが、あまり雰囲気というかチームが落ちているという感じはこのシーズンは全くない。そこで国学大も見立ててきたし、やってることは間違ってないので、そこをやり続ける。別に自分がどうこうしよう、チームが落ちていったというわけではないのですごくよかったと思う」

ーー自身の成績を振り返って
「リーグ戦前半はあまり試合に出てチームのために何かすることができなかった。そのなかで後半、自分の調子も上がってきてはいたが、打順も4番目を打たせてもらっているので、やはりもう少しチームのためにランナーを返したり、出塁したりしたかった」

ーー相手の齋藤投手(亜大)をどのように攻略しようとチームで話し合っていたか
「チームでやっていたことは、ラインぎりぎりに立って、インコースの早い真っ直ぐなボールを捨てることをやってきた。そのなかでも、インコースを取られることもあったが、チームとしてはそこをやろうとしていたので仕方ない」

執筆者:武藤亘輝

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