硬式野球部

DATE:2024.05.10硬式野球部

苦しい展開を打開できず7連敗

240509  1-1
9回裏に一ゴロで1点を挙げた増見(撮影・東海圭起)
240509 1-2
9回まで粘りの投球を見せた髙井(撮影・橋本佳達)

240509 1-3
5回裏リーグ戦初安打を放った服部(撮影・横張日好)
240509 1-4
8回裏リーグ戦初安打を放った倉重(撮影・東海圭起)

東都大学野球春季1部リーグ対亜大1回戦が5月9日、明治神宮野球場で行われた。

結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

チーム/ 回123456789
亜大 1 0 0 0 0 0 0 1 2 4
駒大 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1

◆打者成績
守備位置選手名 (学年=出身校)
1 [D] 工藤 (4年=弘前南) 3 0 0
H 倉重 (2年=福工大城東) 1 1 0
R 小林 (3年=豊川) 0 0 0
2 [5] 平井 (4年=日本航空) 3 0 0
3 [4] 角田 (4年=昌平) 3 1 0
4 [9]→[7] 渡邉旭 (3年=仙台育英) 4 1 0
5 [3] 柳野 (4年=大阪桐蔭) 4 1 0
6 [7] 出村 (3年=星稜) 2 0 0
R 太田陽 (4年=日大櫻丘) 0 0 0
H 網治 (2年=筑陽学園) 1 0 0
7 [8] 増見 (2年=熊本工業) 3 1 1
8 [2] 服部 (3年=三重) 2 1 0
H 原 (3年=中京大中京) 1 0 0
[2] 渡邊玲 (1年=相洋) 1 0 0
9 [6] 水畑 (2年=岡山理大附) 2 0 0
H 眞邊麗 (1年=東邦) 1 0 0
[6] 鈴木塁 (2年=大阪桐蔭) 0 0 0

◆投手成績
投手 (学年=出身校)被安自責
●髙井 (4年=広島商業) 9 36 9 4

先発の髙井駿丞(経4)は初回、2死二塁のピンチで左前適時打を許し先制を許す。そこから無失点投球を続けるも、8回表に1死二塁のピンチで左二塁打を浴び追加点。9回表にも本塁打などで2点を奪われる。援護したい打線は8回まで走者を出すものの得点を奪えず最終回を迎える。先頭の④渡邉旭(現3)が打撃妨害で出塁すると走者を進め、1死一、三塁のチャンスで⑦増見優吏(法2)の一ゴロの間に1点を返すも反撃はここまで。22年秋以来の7連敗となった。

◆戦評

東京六大学野球連盟と雨の影響で予定よりも3日遅れで行われた亜大1回戦。なんとしてでも勝利し連敗を止めたいところだ。

先発の髙井は初回先頭に中安を許し、犠打で走者を進められる。③笠松(亜大)を三振に抑えるも④西川(亜大)に左前適時打を浴び先制を許す。

そこから髙井は7回まで無失点投球を続ける。なんとしてでも援護したい打線は、相手の好投手を前に安打を放つものの、得点を奪えず。

髙井は8回表、先頭に右安を許し、犠打で走者を進められ、①的場(亜大)に左適時二塁打を許し更に1点を奪われる。

反撃の糸口を見出せなかった打線は8回裏先頭の⑦増見が四球で出塁する。2死を奪われるも①倉重和宏(現2)がリーグ戦初安打となる左安、②平井友弥(政4)の四球で2死満塁のチャンスを作るも、③角田蓮(法4)が遊ゴロに倒れ、得点を奪うことができない。

最終回のマウンドに上がった髙井は、先頭に右越本塁打で1点を失う。その後1死一、三塁のピンチを作り、一ゴロの間に更に1点失う。

あとがない打線は9回裏、先頭の④渡邉旭が打撃妨害で出塁すると、⑤柳野友哉(社4)が左安で繋ぐ。代打⑥網治晃佑(経2)は右飛に倒れるもその間に走者が進み、1死一、三塁のチャンスを作ると⑦増見の一ゴロの間に1点を奪う。しかし後続が続かず試合終了。22年秋以来となる7連敗となった。

◆インタビュー

◆香田誉士史監督

ーー初回に1点で我慢して接戦に持ち込みたかったと思うが結果的に負けてしまったが

「自滅したような点の取られ方が続いてて、そこはずっと(修正を)やってきて今日の試合に関してはそういうところはなく髙井は良いピッチングだったと思う。仕事としては。
向こうの齊藤君が踏ん張ったっていうところで点が取れなかったっていうのもありますし、全ての流れかなと思う。まぁ点を取るチャンスもありましたけど、そこは采配で点を取れなかった可能性もあるので反省。負けはしましたが、いい感じではこれていると思う」

ーー打席の粘りや、8、9回にチャンスを演出するなど決してやられているようには映らないが点を取れないのはなぜか

「齊藤君(亜大)が良かったというのもあるが、当然こちらの技術力(不足)。フォークは打つ球ではないと思うので止まらなきゃいけないボールだった。のびのびさせたところもあると思うこちらの技術力不足と采配が絡んだ結果だと思う。最後の1点しか取れなかったが、自分の中では先行きを見た中では良かったかなとは思う」

ーー齊藤君について事前分析と違ったところは

「スピード表示よりは球が来ると感じた。凄くいいなとは思いませんでしたけど、そういった玉質の良さだったりで真っ直ぐは刺され気味になるし変化球もタイミングをずらされてたりストライクからボールにするところが止まれなかったりというようなこちらの間合いにさせてもらえず、やりたいことがやらせてもらえなかった。映像より凄く違っていたわけではないですけど、本来であれば打線の中で崩していかないといけないと思います」

ーー髙井は今日はイニングを投げてもらうつもりだったのか

「長いイニングを行くと決めていたわけではないが、(今週は)今日しか試合がないので投手事情を考えた時に、悪いところもなく初回はしょうがないしリズムが悪かったわけではなかったので結果ここまで行ったということです。1勝負しかないので、もし髙井の前半からリズムがおかしければどんどん皆んな行くくらいの感じでイメージはしていた」

ーーその中で髙井の投球はどう評価するか

「変化球をうまく使っていつも通りの持ち味を出して亜細亜も苦しかったのではないか。
いつもなら球数や流れで交代となっていたところがなかったので、コントロール含めて良かったかなというふうに感じている」

ーー亜細亜に息子がいるが感慨深いなどの感想はあるか?

「感慨深いとかはない。お互い職務がありますから全うするだけでこちらのことしか考えていなかった」

執筆者:武藤亘輝

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