最短で1部復帰へ 開幕戦を白星で飾る
東都大学野球2部秋季リーグ対専大1回戦が9月5日、UDトラックス上尾スタジアムにて行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
チーム/回 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
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駒大 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 5 |
専大 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 |
◆打者成績 | |||||
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順 | 守備位置 | 選手 | 打 | 安 | 点 |
1 | (D) | 渡邉 | 5 | 1 | 0 |
2 | (5) | 岩本 | 4 | 1 | 3 |
3 | (9) | 西田 | 4 | 1 | 0 |
4 | (3) | 神宮 | 3 | 1 | 0 |
5 | (8) | 大森 | 3 | 2 | 1 |
6 | (7) | 三浦 | 4 | 1 | 1 |
7 | (2) | 薩美 | 4 | 2 | 0 |
8 | (4) | 角田 | 1 | 0 | 0 |
H | 原 | 1 | 0 | 0 | |
4 | 工藤 | 0 | 0 | 0 | |
9 | (6) | 髙田 | 3 | 0 | 0 |
◆投手成績 | ||||
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投手 | 回 | 打 | 被安 | 自責 |
髙井 | 3 | 15 | 4 | 1 |
山川 | 2 | 8 | 0 | 0 |
本間 | 1 | 3 | 0 | 0 |
〇東田 | 3 | 13 | 3 | 1 |
1部最短復帰へ向けた戦いが始まった。打線は3回表、一死満塁で⑤大森廉也(法4)、リーグ戦初出場の⑥三浦颯斗(法4)の連続適時打で2点を先制するも3回裏、先発を任された髙井駿丞(経3)はバッテリーエラーと適時打で逆転を許す。その後、両チームとも得点を奪えず迎えた8回表、2つの死球で1死一、二塁のチャンスを作り、②岩本皓多(経4)の打球は右翼スタンドへ逆転本塁打を放ちリードする。9回裏、東田健臣(商3)が1点を奪われるが踏ん張り開幕戦勝利を収めた。
◆戦評
春季リーグで無念の2部降格を経験し最短で1部復帰を目指す2023年秋季リーグ。雨天中止により1日順延での開幕となった相手は昨秋の入替戦で戦った専大。開幕戦は白星で飾りたいところだ。
駒大の先発髙井は2回まで安定したピッチングを見せる。打線は3回表、①渡邉旭(現2)の左安、②岩本の右飛、③西田翔哉(法1)の投失、④神宮隆太(市4)の左安で1死満塁のチャンスを作ると⑤大森の右前適時打で先制すると、リーグ戦初出場を果たした⑥三浦のリーグ戦初安打となる左前適時打で2点目をあげる。
3回裏、1死一、二塁から適時打を浴びると、バッテリーエラーの間に同点に追いつかれ、⑤山本(専大)に右前安打を許し逆転される。なおもピンチは続くも左翼手三浦の好プレーもあり、追加点は許さない。
4回裏、髙井に代わり山川大輝(営3)がリーグ戦初出場初登板。150キロに迫る直球を武器に、相手に被安打を許さず2イニングを無失点に抑えるデビューを果たした。5回表、2死から⑤大森の中前安、⑥三浦の四球、⑦薩美進之介(法4)の死球で満塁のチャンスに、⑧角田蓮(法3)に代わりリーグ戦初出場の原尚輝(営2)を代打に送る。ファールで粘り、5球目の変化球を上手くさばくも、遊直に倒れ、逆転することができない。
6回裏、マウンドにこちらも初出場初登板の本間葉琉(法1)を送る。ストライク先行の投球で、2つの三振を奪い、三者凡退に抑える完璧な投球を披露した。
逆転をしたい8回表、⑧工藤波音(政3)、①渡邉が連続死球で出塁し、暴投の間に1死二、三塁の逆転のチャンスを作る。1ストライク1ボールで②岩本は宮原(専大)の3球目の直球を完璧に捉え右翼スタンドへの会心の逆転3点本塁打で流れを呼びこむ。
9回裏、マウンドには7回から好投の東田は、1死から二、三塁にされると②小林(専大)の中犠飛で1点差。ピンチは続くも後続を打ち取り逆転を許さず、開幕戦を勝利で収めた。
◆インタビュー
◆大倉孝一監督
ーー春季リーグと比べて打順を入れ替えているが
「春季リーグの反省を踏まえて、全体で練習をしていく中で1番いい形というのが今日のスターティングメンバーだった」
ーー春季リーグの反省とは
「先発がゲームを作れない。中継ぎが1イニングを抑えられない。打者がバントを決めることができない」
ーー岩本を2番に起用した理由
「どんなボールでもフルスイングするので、少し状況を考えなさいという意味で」
ーー今日もフルスイングしていたと思うが
「そのような場面を要求されるので、考える必要性がある」
ーー3回にはバントを要求しなかったが
「カウントが整うまでは基本的には打たせていき、追い込まれたら考える必要がある。次の打者につなぎ、得点しようとした」
ーー2部での再スタートだが、目指す野球は変わらないのか
「何も変わらない。1部ではできなかったから負けただけ。それをもう一度1部、2部、3部、4部関係なく自分達の野球をやるだけ」
◆岩本皓多(経4)
ーー今日のバッテイングの調子は悪くなかったと思うが
「バッティングは悪くなかった。チャンスの場面で打てたのは良いかった」
ーー2番になって変わったことは
「最低でも走者を進める。追い込まれたら四球で出塁できるように意識している」
ーー8回の打席は狙っていたのか
「狙っていたコースに来たので捉えることができた」
ーー大事にしていることは
「しっかりミートをして打率を上げること」
ーー神宮ではなく、上尾での一発だったが
「上尾での試合は多いので、また練習して望みたい」
ーー1部と2部の雰囲気のの違いは
「入替戦で勝って1部昇格を目指してやっているので、環境に合わせて自分達の野球をやっている」
ーー自分達の野球とは
「点差が開いても気持ちを切らさないことや、点が欲しいところではバントで走者を進めたり。あとはチーム全体で一体感を持ちやっている」