硬式野球部

DATE:2023.06.02硬式野球部

主将の連発も空砲に。無念の入替戦へ

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2本塁打の岩本(撮影・中島健士郎)
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先発の松村(撮影・中島健士郎)

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2安打、好守の小林(撮影・中島健士郎
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好リリーフの髙井(撮影・中島健士郎

東都大学野球1部春季リーグ対中大3回戦が5月30日、UDトラックす上尾スタジアムにて行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

チーム/回123456789
日大 0 0 0 0 1 1 3 0 0 5
駒大 0 1 0 2 0 0 0 0 0 3

◆打者成績
守備位置選手
1 (D) 藤原 4 0 0
2 (5) 工藤 4 1 0
3 (8) 大森 3 1 0
4 (3) 神宮 4 1 0
3 平井 0 0 0
5 (2) 岩本 3 2 3
6 (4) 角田 3 0 0
H 渡邉 1 0 0
7 (9) 橋口 1 0 0
9 西田 2 0 0
H 薩美 1 0 0
8 (7) 小林 3 0 0
9 (6) 髙田 2 0 0

◆投手成績
投手被安自責
松村 6 26 5 2
髙井 2/3 3 0 1
●仲井 2 1 2
東田 2 1/3 9 2 0

1勝1敗で迎えた3回戦。勝てば1部残留、負ければ入れ替え戦へと、どちらのチームも大一番で迎えた。頼れる主将、岩本皓多(経4)が2打席連発となる本塁打を放つも、先発の松村青(商3)以降の継投がハマらず。リードを守りきれず、逆転を許し、この大一番を落とした。リーグ最下位を決め、入替戦出場を確定させた。

◆戦評

先発は1、2回戦と同じ、松村と西舘(中大)の両エース。初回、松村の立ち上がりは先頭打者に出塁を許すも、後続を打ち取り、上々の立ち上がりを見せた。

先制点が欲しい駒大は2回、1死から⑤岩本が5球目を振り抜くと、打球は一直線に右翼席へ。先制点となる本塁打で1−0とする。

4回表、中大の攻撃は先頭の③繁永(中大)に出塁を許す。続く④髙橋は打ち取った当たりかと思われたが、右翼手の橋口采生(法4)が目測を誤り、捕球できず。その間に一塁走者はホームに向かったが、二塁手の角田蓮(法3)が強肩を見せ、補殺で同点を阻止した。その後を四球で2死1、2塁とするも最後は⑦綱川(中大)から見逃し三振を奪い、なんとかこの回を脱した。

松村の好投に応えたい打線は、4回裏。1死から④神宮隆太(市4)が三塁線ギリギリに落とす技ありの二塁打で出塁。そして、1打席目に本塁打を放った岩本に回る。インコースに甘く入った変化球を捕らえると、打球は1打席目と同じような放物線を描きスタンドへ。2打席連発となる本塁打で一気に2点を加点する。

6回、松村の岩場とされる回。1死から④髙橋に三塁線を破る二塁打で出塁され、続く⑤、⑥に連続で四球を与え、1死満塁とする。⑦綱川を空振り三振に取り、このままピンチを脱したいところであったが、⑧石井(中大)の打球は三遊間を破り1点を返される。だが、一気に同点を狙った中大は二塁走者もホームに向かうも、左翼手、小林怜斗(政2)がバックホームで刺し、同点を阻止し、何とかこの回を1点リードのまま切り抜ける。

7回、継投策に移った駒大は髙井駿丞(経3)を登板させる。制球が定まらなく四球を出すも、三振を奪うなど、2死1、2塁とした。ここで、仲井慎(法1)にスイッチするも、③繁永に粘られ四球を与え、④髙橋に値千金の適時三塁打を浴び、逆転を許す。欠かさず東田健臣(商3)に替えたが、流れは止められず、⑤櫻井(中大)に適時打を浴び、3-5とされた。

駒大打線は何とか出塁をし、得点をと試みたが相手エース西舘を前に8、9回と三者凡退でゲームセット。これで、二期連続となるリーグ最下位となり、またしても入替戦に進むことが確定した。

次戦は入替戦となり、2部優勝校の東洋大との一戦。6月23日(金)に神宮球場にて行われる。1部残留に向けてチームの成長と立て直しに期待がかかる。

◆大倉孝一監督

――5回まではリードしていていい展開だったが今日の試合を振り返って
「7回守りで0点に抑えればよかったし、攻撃で3点、4点取れればよかったということ」

――西舘(中大)との3度目の対戦だったが打線はどうだったか
「得点したのがホームランなので。攻略というかわかっているピッチャーに食らいついていった。わかっていたところで簡単には点が取れない」

――松村は味方のエラーがありながらも好投したが
「あのピッチングができるようになったので、6、7回も抑えられるようになってもらいたい」

――仲井は一人ずつ抑えるということで登板させたのか
「高井が7回抑えて、8回からいく考えだった」

――入替戦まで1ヶ月あるがどのような準備をするのか
「どのようにというか、できていないことが多い結果最下位になったので、1ヶ月積み重ねるしかない。自分自身の調子を上げていくしかない」

(執筆者:中島健士郎)

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