硬式野球部

DATE:2022.07.13硬式野球部

【紙面連動企画】大森廉也、首位打者&ベストナイン獲得!

220713_1-1
首位打者とベストナインを獲得した大森(写真提供:硬式野球部)

東都大学野球春季リーグ戦の終了に伴い、今季の表彰選手が発表され、駒大から大森廉也(法3)が首位打者とベストナインに選出された。

首位打者の獲得は、大森自身初の快挙となる。またベストナインは今季で2季連続、2度目の受賞。なお、2季連続のベストナイン獲得は現・中日ドラゴンズ大島洋平選手(08年卒)以来となった。

大森へのインタビューは以下の通り。

◆大森蓮也選手:インタビュー

――コンスタントにヒットを放っていたが、今季を振り返って
「去年の秋にベストナインをとって、今年の目標は首位打者という目標でやっていた。その目標が達成できたことがよかった」

――今季成長できたと思うところ、収穫はあったか
「初球から振りに行くということを意識していた。1球でヒットにするということを目標にしていた。それができたから首位打者をとれたと思う」

――課題は
「バントのミスが何回かあった。チーム(の攻撃にも)影響するし、自分の打率にも響くと思うので、バッティング以外ではバントが課題」

――囲み取材でも打席中で修正できたと言っていた。簡単にできることではないと思うが
「常日頃、練習試合のときから、相手投手によって待ち方や考え方を変えてきた。今までやってきたことをリーグ戦でもやったということ。(練習のときと)同じことをできたことが結果につながったと思う」

――バッティングで昨季から変えたところはあるか
「特にはない。体重を増やしてバットを振れるようにするということを冬の間は考えていた」

――大分の開幕戦を振り返って
「開幕戦は3三振してしまったが、調子は悪くなかった。いずれは打てると思っていた。次の日から3安打できた。初戦だけとらえきれなかったが、特に調子悪いということはなかった」

――大分の球場(別大興産スタジアム)はプレーしやすかったか
「神宮球場がプロも使っているくらいのいい球場なので、(神宮球場と)比べるとやりにくかった」

――対日大初戦から4番として出場した。どのような気持ちだったか
「練習試合の途中から4番を打っていた。リーグが始まる3試合前くらいで調子が悪くなった。それで監督を不安にさせてしまったので、大分では7番だったと思う。大分で結果を残せたので4番に戻してもらったと思う」

――ホームランについてどうとらえているか
「大学入ってから練習試合でも1本も打ったことがない。ホームランを打てるようなバッターでもない。率を残すということが目標。そういうことでは今季はよかった。今はホームランを打てるように練習しているので、秋にはホームランを打てるようにしていきたい」

――リーグ最終戦で貴重な先制打を放った。嬉しかったか
「自分の結果も大事だが、負けたら入替戦になってしまうということがあった。チームを優先した考え方で打席に入った。自分の結果も出て、チームが勝ったという意味で最高だったと思う」

――入替戦を回避したことについて
「ほっとした」

――チーム順位3位に関しては
「新チームの目標は四冠だった。3位という結果は端からみるといい結果かもしれないが、優勝できず悔しい」

――今季最も印象に残った打席は
「大分での亜大2回戦の2打席目での三塁打。この打席で完璧に自分の感覚が戻ったと思った。その日はヒット3本も出たのでいい印象」

――入学当初の理想の選手像とは
「1年生のときに現西武ライオンズの若林(楽人)選手がいた。同じポジションということもあり入ってから見た瞬間にすごいなと思った。若林先輩みたいになりたいと思った」

――若林選手や鵜飼(航丞、現中日ドラゴンズ)選手から刺激を受けるということはあるか
「プロレベル(の選手)はあまり見られないと思うが、この2年間で二人の見られたことがすごく刺激になった。自分もそのレベルにならないといけないと思った」

――1,2年生のときはどのようなことを意識して練習に取り組んでいたか
「先を見据えて体を大きくすることが一番大事だと思っていた。1年のときからずっとウエイトトレーニングをしたり、ご飯をたくさん食べたりした。4年間ずっとそれが目標になると思う」

――体を大きくしたことで感覚が狂ったことはないのか、どのように対応しているか
「人によると思うが、自分は体重が増えたほうが、バットが振れたり、打球が飛ぶようになったりする。体重が重くなって走れなくなるということはなかった。そこに関してはよかったと思うし、どんどん体重を増やそうと思った」

――打席の中で大切にしていることは
「バッターが受けになってしまうことが多いと思う。初球から攻めていけることが一番大事だと思う」

――取材でも"待ち方"を変えたと言っていたこともあった。"待つ"ということも意識しているのか
「ピッチャーのタイプによって打ち方、待ち方を変えている。特に球が速いピッチャーだったらタイミングを早くとったり、バットを短く持ったりする。変化球が得意なピッチャーだと開かされず、崩されずに打つ。こういうことをすればどんなピッチャーでも打てると思った」

――"待ち方"に関しては、コーチや監督から言われることはあるのか
「ヒットを打てとか、強く打て、みたいなことよりも、待ち方や打ち方を言われることが多い」

――同期の3年生とはどのようなコミュニケーションをとっているか
「岩本(皓多、経3)とか神宮(隆太、営3)とか。バッティング練習のときなど自分からどうやって打っているか聞いたりする。信用できる選手が多いと思う」

――先輩の4年生はどんな存在か
「仲良くさせてもらっている。あと4か月でいなくなってしまうのがとても寂しい。最後の秋は優勝して終わりたいという気持ちが強い」

――主将や、副将といった役職に関してどう思っているか
「キャプテンは今まで試合に出てきた人がなるのが駒大。僕か岩本がやらないとだめなのかなとそろそろ思い始めているとき」

――ライバル視している選手は
「昨年のB9の表彰式で亜大の天井と国学大の吉川と話して仲良くなった。彼らに負けないように思ってやっていた」 

――(昨季の)表彰式はどのような気持ちだったか
「ものすごく緊張した。2年生だったので周りが先輩ばかりだった」

――夏にしたいことはあるか
「体重の問題。夏は体重が減りやすい。トレーナーからも夏に体重を落とさない人が秋に結果を残すと言われている。トレーニングも怠らずに、体重をさらに増やしていくくらいでやっていきたい」

――来季に向けて意気込みを
「今季は3位で終わってものすごく悔しかった。亜大も全国優勝した。そこに勝たないと東都では優勝できないと思う。亜大には絶対に勝って優勝して全国大会に行けるようにしたいと思う」

執筆者:髙貫真裕

関連記事 - 「硬式野球部」カテゴリーの新着記事

一覧を見る