2022年春リーグ、神宮での"開幕戦"を白星で飾れず。エーアン、最終回に痛恨の被弾で日大にサヨナラ負け。
東都大学野球春季1部リーグ対日大1回戦が4月12日、神宮球場にて行われた。
結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
駒大 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
日大 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 3× | 7 |
打者成績
各選手の打・安・点 | ||
---|---|---|
1 | [7] 浦口 | 310 |
2 | [4] 林(琢) | 400 |
3 | [9] 与倉 | 300 |
9 藤田 | 000 | |
4 | [8] 大森 | 521 |
5 | [3] 岩本 | 311 |
6 | [5] 近藤(翔) | 311 |
7 | [D] 神宮 | 400 |
8 | [5] 坂本 | 411 |
9 | [6] 小園 | 200 |
投手成績
回 | 打 | 被安 | 自責 | |
---|---|---|---|---|
髙井 | 4 2/3 | 20 | 5 | 1 |
松村 | 2 | 10 | 4 | 1 |
東田 | 1/3 | 1 | 0 | 0 |
●エーアン | 1 2/3 | 11 | 4 | 5 |
開幕戦が大分で行われたため神宮球場での"開幕戦"となったこの試合、相手は昨年秋に二戦全勝した日大。先発のマウンドへは、対亜大二回戦で好投した髙井駿丞(経2)があがった。
1回表、先頭の①浦口輝(営4)が左安打、③与倉良介(法4)が四球で出塁するなど二死一・二塁の好機を作ると、⑤岩本皓多(経3)が左適時打を放ち先制に成功する。
さらには、4回の二死三塁の場面で⑧坂本大起(法4)が投手強襲の適時内野安打を放ち2点目を追加、5回にも④大森廉也(法3)の適時打と⑥近藤翔真(営4)の押し出し四球で得点をあげるなど日大を突き放した。
先発の髙井は、4回先頭の太田(日大)に本塁打を浴びるものの失点はこの一点のみ抑え試合を作る。5回に二死一・二塁のピンチを迎えたところで降板するが、変わった松村青(商2)が後続を抑えてピンチを切り抜けた。
松村はその後7回に連打を浴びて1点を失ったところで降板。二死一・二塁のピンチを迎えた場面、マウンドの東田健臣(商2)は一球で相手打者を仕留め流れを断ち切った。
8回からは、今季ここまで全試合登板のエーアン・リン(現2)が登場。勝利に向けて確実に抑えたいところだったが、連打を浴びて同点に追いつかれる。さらに9回には二死一・二塁の場面で中尾勇(日大)に痛恨のサヨナラ本塁打を浴びて試合終了。昨年は相性の良かった日大に4-7xでサヨナラ負けを喫した。
◆大倉監督
――先制し中押しして、いい展開だったが
「4点しか取れなかった。結果的には4点で逃げるというか、終わらせるという試合にしたかった」
――最後は打たれた。継投も頑張っていたと思うが
「つなげていた」
――(先発の)髙井投手の交代が少し早い気もしたが、監督はあそこで決断した
「抑え込んでいなかったので、早めに交代した。」
――最後の場面で申告敬遠の後にエーアン(投手)に何か指示を出したか
「普通にゲッツー(ダブルプレイ)をとる体制で、ボール選びをして勝負をしようと話した」
――右打者二人にスライダーがかなり多くなっていたが指示を出していたのか
「していない。それは事前に話をしていたので、あの場面で何を使いなさいなど、ほぼほぼ言わない」
――勝ち損ねているというか、追いつけない試合、1,2点差の試合が続いているが、それに関して、選手に言っていることはあるか
「ない。やらなければいけないことをやろうとしているだけ。それがやり切れてないので、1点差で負けたり、今日のようにサヨナラで負けたりすることを招いている。やらなければいけないことの質をもっと上げていくこと。1点ゲームを勝つ方法はない。一級一球どう攻めるかという質だけ。失点はある程度計算できる試合ができている」
――(今日に関しては)9回の与倉選手からランナーを進めることができなかったところか
「当然そう。今日は与倉だったが、だれが打者でも2,3塁のケースの神宮(選手)の内野フライの場面もヒットではなく、点を取れるようになってこないと東都の投手からは簡単に点は取れない」
――初回の大森選手のサードゴロで本塁に突入し、本塁でアウトになった場面は、(ボールを)叩くという感じの狙いか
「叩くということではない」
――ヒットではなくても点が取れたことがよかったか
「そういうこと」
――福山投手はもう少し時間がかかりそうか
「わからない。だが、必ず出番が来ると思う」
――(福山投手は)ケガをしているというわけではなく、単に調子が悪いのか
「調子が上がってこない、結果的にいい投球ができていないので調子が悪いということになる」
◆与倉選手
――このような展開になったが、(駒大打線として)もっと点を取りたかったというのはあるか
「2年生の投手陣が頑張っていたので、野手でもう少し流れを持ってくることができれば、もっと楽な試合展開で勝てたと思う」