(更新日 2005/04/22)

KOIKE KAZUYUKI
(1964.4.1就任)
小池 一之  教授

学   歴
東京大学理学部卒業
東京大学大学院理学系研究科地理学専攻博士課程修了
学   位
理学博士(東京大学)

研究テーマ
研究分野は地形学・第四紀学である。研究テーマの中心は火山灰編年学を基礎とした地形発達史で、河成・海成の段丘地形や侵食平坦面の地形などを研究してきた。最近の研究テー マは、新しい時代の海岸環境の変遷史で、歴史時代から現在に至る海岸線の変化、特に、人為的な地形変化に興味を持って研究を続けている。地球温暖化に伴う 海岸環境の変化予測も重要な研究テーマである。

最近発表した著書・論文

著書(単)海岸とつきあう 岩波書店 131頁 1997.08
編著(共)貝塚爽平、小池一之、遠藤邦彦、山崎晴雄、鈴木毅彦(編):関東・伊豆小笠原−日本の地形4−、東京大学出版会、349頁 2000.11
編著(共)小池一之、町田 洋(編):日本の海成段丘アトラス、 東京大学出版会、105頁+CD-ROM 3枚+付図2葉 2001.06
著書吉永秀一郎と共著 八溝山地 貝塚爽平ほか編:関東・伊豆小笠原−日本の地形4−、東京大学出版会、87‐94頁 2000.11
著書鈴木毅彦と共著 鬼怒川低地−火山と河川がつくる丘陵・台地群 貝塚爽平ほか編:関東・伊豆小笠原−日本の地形4−、東京大学出版会、172‐183頁 2000.11
著書久保純子と共著 利根川・中川低地内に分布する台地群と関東造盆地運動 貝塚爽平ほか編:関東・伊豆小笠原−日本の地形4−、東京大学出版会 200‐204頁 2000.11
著書小池一之(単著)東京湾の埋立と人工渚 貝塚爽平ほか編 関東・伊豆小笠原−日本の地形4−、東京大学出版会 217‐218頁 2000.11
著書小池一之 (単著) 自然災害と地形の人工改変 貝塚爽平ほか編 関東・伊豆小笠原−日本の地形4−、東京大学出版会、320‐326頁 2000.11
著書小池一之 (単著) 侵食小起伏面の発達 米倉伸之ほか編:総論−日本の地形1−、東京大学出版会、142‐149頁 2001.03
著書砂村継夫、菅 浩伸と共著 海岸地形 米倉伸之ほか編:総論−日本の地形1−、東京大学出版会、251‐258頁 2001.03
著書小池一之 (単著) 日本における自然災害と地形の人工改変 米倉伸之ほか編:総論−日本の地形1−、東京大学出版会、281‐296頁 2001.03
著書町田 洋と共著 日本列島の地殻変動特性 小池一之、町田 洋(編):日本の海成段丘アトラス、 東京大学出版会、97‐105頁 2001.06
著書小池一之 (単著) 東京湾沿岸の開発と海面上昇の影響 海津正倫、平井幸弘(編):海面上昇とアジアの海岸、古今書院、69-87頁 2001.09
その他『口頭発表』 Koike, K. and H. Walker (2001): Artificial structures and the coast of Japan. 5th Intern. Con., Geomorph., Chuo Univ., Tokyo, Japan(Trans. Japanese Geomorph. Union, 22(4), C-129).  
その他『ポスターセッション』 小池一之・段丘アトラスワーキンググループ(2000):日本の海成段丘アトラスの作成 日本地理学会発表要旨集、No.57, pp.450-451.  

主な著書・論文等

著書(共)写真と図で見る地形学 東京大学出版会 貝塚爽平・小池一之ほか共編著 1985
著書(共)日本の自然 地域編「関東」 岩波書店 中村和郎・小池一之・武内和彦(共編著) 1994
論文Geomorphological development of the Abukuma Mountains and its surroundings, Northeast Japan. Japanese Journal of Geology and Geography, No. 40, 1‐24頁 1969
論文(単)Artificial beach construction on the shores of Tokyo Bay. Journal of Coastal Res., Special Issue, No. 6, 45‐54頁 1990
論文(単)The countermeasures against coastal hazards in Japan. GeoJournal 38‐3 301‐312頁 1996.03

教育活動

駒 澤大学専任講師に就任(1964年)以来、基礎的講義や実習に力を入れると同時に、出来るだけ最新の内外情報を中心とした講義・演習を心がけて、地理学科 の専門教育並びに大学院地理学専攻学生の教育にあたってきた。この間教授就任以降、地理学科学科主任、大学院地理学専攻主任、大学院人文第2研究科委員 長、応用地理研究所所長を歴任した。課外活動では、学術的には自然地理研究会の指導(〜1997)にあたり、体育会スキー山岳部の部長を務めた。最近は、 陸上競技部の部長として、部の発展と競技成績向上のために微力を尽くしてきた。

大学院授業あり

最近の学会活動および社会活動等

@所属学会 A国際会議への参加 B共同研究・チームプロジェクトへの参加 C留学 D社会活動等
E外部資金の受け入れ F学内特別研究助成
@日本地理学会(法人化推進委員会委員長)、日本沿岸域学会(理事)、日本第四紀学会、日本地形学連合、日本地質学会、日本火山学会、地理科学学会、東北地理学会、関東平野研究会、東京地学協会
A1998年 国際地理学会(地域会議)(ポルトガル‐リスボン)参加、2000年 第29回 国際地理学会(韓国、ソウル)参加
BIGBP-LOICZ(Land-Ocean Interaction in the Coastal Zone)(沿岸域における陸地と大洋の相互作用)日本国内研究委員会委員(1994〜)

最近の大学運営活動

応用地理研究所所長(1995.4〜2000.3)、図書館長(2000.4〜2002.3)

*これは、かつて"http://www.komazawa-u.ac.jp/~kikaku/profiles/1203003.htm"にあった文書です。