2007年7月9日掲載


大学生活で自分を知る「きっかけ」を得ました。

 
トップツアー株式会社
文学部地理学科2002年卒

杉野 亜希子さん
 

現在、私は旅行会社のトップツアー株式会社に勤めています。勤務地は東京の中央区内で、セールスプロモーション課に所属しています。日々の業務内容は、国内・海外問わず旅行の企画書を作成し、お客様にプレゼンテーションをすることです。もちろん、添乗に出かけることもありますので、地理学科で学んだことが役立つことも多く、私にとって大変やりがいのある仕事です。

私が高校時代、地理学科に入ろうと思ったのは、地理の勉強をしていて、「なぜ?」とか「どうして?」という疑問に対し常に新しい発見があることに興味を覚え、地理学を深く学びたいと思ったからでした。そして、教科書で学ぶ知識以外に、話題性のあるニュースや事柄が全て「地理」に結び付けられる面白さを大学で身につけたいと感じました。

 

今の会社に入社して5年経ちますが、旅行会社に進もうと決心したのは、やはり駒澤大学の地理学科で学んだことが「きっかけ」となりました。

もともと旅行は好きでしたが、大学では、現地に実際に行き調査・学習する現地調査の授業があります。私は3年生の時に、その授業で北海道美瑛町の調査に参加しました。その調査で、北海道の壮大な景色に感動したのと同時に、現地の方々の心の温かさを感じました。その時に、卒業したら旅の楽しさや感動を多くの人に伝えられる仕事に就こうと考えたのが「きっかけ」でした。

また、地理学科に、旅行業務に関連する講義「地理学特講V」が開講されていたことも旅行業界に進む「きっかけ」となりました。この授業を受講したことで、「総合旅行業務取扱管理者」という国家試験に学生時代に合格することができました。この資格は、入社してから自分自身のステップアップに繋がり、大変役立ってます。

今後も、添乗でお客様と一緒にいろいろな街を歩き、いろいろな人に出会う「出会い」と「感動」を大切にしたいと思っています。

 

私から受験生の皆さんに伝えたいことは、好きなこと、興味のあること、どんな小さなことでもよいので、自分を知るための「きっかけ」を作ってほしいということです。その「きっかけ」を作るための時間と空間が、大学のゼミ(研究室)であり、サークルだと思います。

駒澤大学文学部地理学科には、その「きっかけ」がたくさんあります。これからの人生、いろいろな経験ができる素敵な「きっかけ」を探してください。


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